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甘えん坊帰院②
【竹内サイド】
加藤「竹内先生おはよー」
竹内「おはようございます……」
妙にご機嫌だな笑。
昨日佐々木先生に甘えまくって省エネecology加藤だったからな……相当力温存したな
しかも大好きな元帰ってくるし笑
あれ!?
佐々木先生が車椅子を押してナースステーションに入ってきた
竹内「勇人……?」
蒼白い顔でガーグルベースンを抱えて車椅子にちんまり座っている勇人
その後ろには勇人の荷物を肩に掛けてどこかと電話している森田先生
加藤「あら……竹内先生採血と点滴の針挿れる準備して」
竹内「はい!」
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森田「ベッド移ってー、立てる?」
勇人「……立て…る……おえっ……」
森田「ダメか。気持ち悪いの治ったタイミングで立とう」
加藤「どうしたのこれ?」
佐々木「エレベーター前で泣いてたのを保護してきた」
子猫か!笑
加藤「ふーん。いつからこんな感じなんだ?」
佐々木「聞いても教えてくれないの苦笑」
加藤「結構前から症状出始めてたって事か?苦笑」
吐き気が一旦治ったタイミングで、森田先生に支えられながらベッドに横になった瞬間、これから治療されるんだという不安からなのかまたメソメソ泣き始め、俺の白衣を引っ張り助けを求められた
竹内「こわい?」
勇人「こわい泣」
A班全員に見下ろされてたらそりゃ怖いよな苦笑。
森田「採血するからこっちの腕借りるよ」
加藤「点滴ルートも取るから逆の手もー」
勇人「うぅ……グスン…泣」
竹内「よしよし、頑張ろうね苦笑。」
加藤「竹内先生、勇人抑えててね」
竹内「はい……」
佐々木先生がいつの間にか足をベッドに固定して抑制の準備を着々と進めていた。
俺はとりあえず一気に針を刺すつもりでいるドSコンビの処置介助のため、勇人の肩を上から抑えて動けないように固定した
勇人「なんで両方針刺すの!泣」
まぁごもっともな質問笑。
森田「なるべく早く治療進めたいくらい時間との勝負だから。
こっち採血終わったら、こっちの腕にも点滴ルート取るからね」
勇人「え?」
竹内「え?」
両腕にルート取る感じ?
勇人「チクンする時言ってね!!泣」
ドSコンビ「チクンしまーす」
勇人「えっ?えっ?」
チクン
勇人「ひっ!!泣」
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