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A班ミーティング②

【勇人サイド】 集中治療室の窓から佐々木先生が見えたから出て行ったらA班のミーティング中だったぁ、、、 失敗したー 竹内「勇人ー、どうした??」 出入り口から竹内先生がひょこっと顔を出して声をかけてくれた 勇人「取れた!」 カパッと外れたシーネを掲げて竹内先生に見せていると奥の方から名前を呼ばれた 森田「勇人ー!おいでー!」 ・ ・ ・ 竹内「取れたそうです」 加藤「あぁー。イタズラしたな」 勇人「違うの!痒くてずらしたら取れちゃったの!」 加藤「そういう時は看護師さんに相談して下さい」 勇人「………はぃ」 佐々木「ちょうど点滴終わる時間だし、シーネ外そうと思ってたんだよ笑。」 勇人「点滴終わり!?★」 佐々木先生が点滴を外して、ルートがプラプラしないように、包帯でまとめてくれた。 やったぁ!!開放された    加藤「勇人体調は?」 勇人「治りました!」 森田「解熱剤と吐き気止めが効いてるだけだからあんまりウロチョロ動き回らない方がいいよ」 勇人「んぅ…でも動きたい気分……」 加藤「腰振らせてあげようか?笑」 佐々木「こらー」 森田「勇人、明日から本格的に治療スタートするから休めるうちに休みなよ?」 森田先生珍しく寝かそうとしてくる。 いつもなら寝過ぎって怒るのに…… 勇人「明日からの治療って何するんですか???」 森田「点滴と処置」 じゃあいつもと一緒だ!! 勇人「僕あの部屋出たいです」 森田「まだダメ」 勇人「なんで!!点滴と処置なら大部屋でもいいです!」 佐々木「たしかに出来なくはないんだけどさ?今日みたく吐いちゃったり下しちゃったり色々あるかもしれないから、まだ個室にいてほしいんだよね」 え?? 勇人「……まさかホルモン剤??またやるの?」 加藤「珍しく勘がいいな」 佐々木「そう、しばらく続けさせてほしいんだ」 勇人「えっ……あれはもう嫌だ。」 佐々木「男性ホルモンがまだ低いから補わないといけないの」 勇人「やだ……泣」 ホルモン剤一回やっただけでも分かる……あれはめちゃくちゃ身体に負担かかる薬だよ。 無理絶対……やだやだ

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