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楽チンな移動手段
【勇人サイド】
翌朝……今日から治療が本格的にスタートするというのにめちゃくちゃ体調が悪い目覚め。
身体重い……クラクラする……
看護師「勇人君、体重測りに行こう」
勇人「やだ…無理……」
ナースステーションの入り口にある体重計に行くのも嫌だ。。。
看護師「ここに体重計持って来たら測れるかな?」
勇人「無理」
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体重測定マストらしい……起きたくない…どうしよう……
あっ……青木先生っぽいシルエット
ガラガラ
大正解……
青木「体調悪いのか?」
勇人「はぃ……」
青木「相変わらず敏感な身体してるな。」
首筋を触られて熱を確認された
青木「熱高くなさそうだし、今のうちに体重測りに行こう」
勇人「無理……歩けない…」
青木「歩けない?」
青木先生は呆れてる感じだけど、だって怠いんだもん。
青木「抱っこしたらいいのか?」
え?★
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イェーイ 抱っこ楽ちん★
青木先生今まで無駄にムキムキだと思ってたけど、こういう時にこの筋肉使うんだな★
身を委ねても抜群の安定感★これなら寝れちゃうかもしれない
青木「はい、降りて」
勇人「…怠いから立ちたくない」
青木「は?」
僕を立たせるのを早々に諦めて抱っこしたまま青木先生も一緒に体重計に乗ってくれ、無事に体重測定が終わった。
はぁぁー疲れたー。体重測定毎回青木先生に来てほしいな
「おはよう」
青木「おはようございます。早いですね」
「なんか起きちゃってさ。」
森田先生の声がする……
森田「どうしたのそれ。」
青木「体重測定しなきゃいけないけど、怠いから歩けない。立てない。って言うんで抱っこして測りました。」
森田「え…もうそんな甘ったれた事言ってんの……」
バレた……
勇人「僕もうしんどい。やりたくない」
森田「……あーそう。俺今日外来で勇人のところ行けないから、加藤先生にそう言いな」
えゔ……てっきりまた森田先生が付きっきりでいてくれると思ってた……
加藤先生が担当って事は優しくしてもらえないじゃん
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