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蘇る過去の記憶③
【佐々木サイド】
佐々木「竹内先生ごめんねー、どんな感じ?」
竹内「佐々木先生ー泣。」
勇人「佐々木先生来ないで!!!泣」
布団をすっぽりかぶり完全ガードの勇人……だいぶ興奮してるな。
佐々木「勇人どうした?布団かぶってるの苦しくない?」
勇人「苦しくない!はぁはぁ泣」
いや、ハァハァしてるから苦笑。
佐々木「あとでゆっくりお話し聞くからさ、点滴また始めよう」
勇人「やだ!!僕ホルモン剤絶対にしない!」
佐々木「うんうん」
布団の中に手を入れ、ガシッと足を掴んだ
勇人「はっ!!」
驚いて布団から顔を出した瞬間に掛け布団を奪い、勇人に馬乗りになった。
佐々木「竹内先生、手足抑制して!」
竹内「はい!!」
勇人「やだー!!泣。怖い!!佐々木先生嫌い!」
佐々木「しー!興奮しない」
勇人「やだ!泣。やだ!泣」
竹内「出来ました!」
佐々木「ルート挿れ直すからセットちょうだい」
竹内「はい!!」
馬乗りのまま駆血帯を巻き、点滴ルートを挿れた
勇人「痛い!!泣。佐々木先生大嫌い!昇格!!!泣」
佐々木「降格ね苦笑。」
竹内「点滴再開します」
佐々木「はい、いいよ」
勇人「あぁぁ泣。なんで点滴するの!!酷い泣」
佐々木「はいはい、ごめんね」
ふぅー、、、
勇人から降りて布団を掛けてトントンと撫でた。
佐々木「ごめんね、怖かったね」
勇人「グスン……っ…はぁはぁ泣」
佐々木「呼吸整えよう」
勇人「はぁ…はぁ…」
・
・
・
竹内先生を部屋から出して勇人と2人きりになった
佐々木「何か飲む?」
勇人「………サイダー」
出た炭酸笑。
佐々木「今日まだ飲んでない?」
勇人「……加藤先生にダメって言われた」
佐々木「そっか苦笑。
加藤先生にそういえば炭酸の話してなかったもんな笑。
気分転換にちょっとだけね」
両手の抑制を外しコップにサイダーを注ぎ手渡すと、喉が渇いていたのかゴクゴクと美味しそうに飲み始めた
佐々木「美味しい?」
勇人「美味しい」
美味しいって思えるうちに食べたり飲んだりさせてあげたいけど、好きな物が全体的にジャンキーだから積極的あげられないのがな……苦笑
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