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B班の先生
【勇人サイド】
点滴勝手に抜いて大号泣事件から2日程が過ぎ、点滴の副作用が段々と強くなってきていた。
相変わらず8割くらい加藤先生が治療を担当していて、朝診察でチラッと森田先生が来るくらいでほとんど会話をしていない。
森田先生に具合悪くなってきたから助けてって今日こそは言おうと決めていたけど、間に合わないくらい今めちゃくちゃ具合い悪い。
朝4時だし……もう少し我慢したら先生達出勤して来るから誰かしら僕のところ朝一に来るはずなんだよね……森田先生呼んでもらおうかな……
でも……具合悪いな…我慢するべきか…ナースコールするべきか悩む……
もう一眠りしたいけどそれも出来る感じじゃない……
どうしよう……
ガラ…ガラ…ガラ…
ゆっくりと部屋の扉が開いて看護師さんが様子を見にきた。
勇人「!!」
看護師「勇人君やっぱり起きてた?心電図が乱れてたんだよね」
勇人「……起きちゃった。」
看護師「体調悪い?」
勇人「…悪い……」
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熱が37.5℃ということで、これから当直の先生が診察に来るらしい。
当直佐藤先生だからよかった。
ガラガラ
佐藤「勇人おはよう。熱出始めたみたいだね」
勇人「37.5℃」
佐藤「うんうん、順調に出始めてるねー」
順調なんだ
勇人「僕シロップの解熱剤が好き」
佐藤「ん?あぁ、使ってる薬教えてくれてありがとうね」
勇人「佐々木先生はシロップの薬でもいいよーって言ってくれるんだけど、森田先生と加藤先生にはそろそろシロップ卒業だよって怒るの」
佐藤「ふふっ笑。そっかそっか。ただね、今解熱剤は使わないんだ」
そうなんだ
佐藤「むしろもう少し熱出てほしいから、朝早くからごめんなんだけど処置するからね?」
えっ。処置……
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勇人「……ぃ…ま…?」
佐藤「うん、頑張ろうね」
佐藤先生面識あるとはいえ関係性は深くないから緊張する……
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