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心のサポート

【竹内サイド】 着替えて来たけど…勇人の部屋に戻る勇気が出ない… ナースステーションの大きなモニターに映し出される勇人の心電図……血圧もまだ低いっぽいし…不安定…… はぁ……このまま体調安定しなかったらどうしよう…… ガラガラ 加藤「あぁ疲れたっ」 隣の席に座りスマホを取り出しSNSをチェックし始めた。 竹内「…………」 加藤「竹内先生」 竹内「はぃ……」 加藤「スクラブ裏表逆だよ」 竹内「え!!」 うわっ…マジだ。 加藤「……ふふっ…まだ動揺してるね笑。凹んじゃった?」 竹内「………割と凹んでます」 加藤「近くにいて体調悪い事気づけなかったら凹むよねー」 竹内「はぃ……」 加藤「俺も急変兆候に気づけなかった事たくさんあるよ」 竹内「…………。」 加藤「森田先生なんで気づいたんだろうねー?」 竹内「はぃ……」 加藤「凄いよねー森田先生の観察眼。青木先生も鋭いんだよなー。コツ聞いたら俺にも教えて」 竹内「加藤先生も佐々木先生も鋭いじゃないですか」 加藤「…うーん……俺ら鋭くないよ。 メインで診てる子達はかろうじて気づくけど、班全員の子達の変化なんて普通気づかないよ。別に求められてる能力でもないし」 そうなんだ……うちの先生達みんな子供達の身体とか心の異変に敏感な印象だったから……俺も追いつかなきゃって焦ってたんだけど…… たしかに技術として求められてはいないもんな…… 加藤「勇人も別に体調悪い事を竹内先生に気づいてほしくて甘えに来たわけじゃないんじゃない?笑。 心細いなぁって時に竹内先生を頼りにしてるんだと思うよ?笑 俺のところには来ないだろうなぁ〜笑」 竹内「加藤先生は勇人と接する時どんな事に気をつけてますか?」 加藤「俺はなーんにも考えてない笑。 考え過ぎなくていいよ、思うように子供達と接してあげてよ。 うちの班厳しい人しかいないから、竹内先生みたいな親近感のある先生貴重だからさ笑。」 竹内「…はぃ……ありがとうございます」

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