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森田先生のサポート

【勇人サイド】 減らすと話をしていた飲み薬も2種類ほどの薬をパスさせてくれただけでいつもとほぼ変わらないラインナップを加藤先生の監視の元飲ませられた。 薬を飲んでいる途中もポンプが外れていた事を気づいていたのか尋問のごとく確認されたけど、どうにか加藤先生の目を欺くことが出来たっぽい ただ、用心深い加藤先生に手足をベッドに固定されてしまった。 (あーあ……しばらく身動きできない。) 加藤先生のせめてもの優しさなのか、スマホは操作出来るくらいの長さにはしてくれたみたいだけど、痛くてスマホを見る元気もない ぼんやりとただ機械を眺めて時間が経つのを待つだけ…… たしかに先生にしこたま扱かれて泣き喚くよりはこの機械でピストンされた方が少しは体力消耗しないのかもしれない。 ただ…… 「ひまー」 ガラガラ (おぅ……) 黒スクラブに白衣を羽織ったおそらく午前は外来診療をしてきたであろう森田先生と加藤先生が部屋に入って来た。 森田先生の白衣珍しいなぁ……なんて悠長に眺めていると、とくに森田先生から声をかけられるわけでもなく足を開かされ、ポンプを確認しながら加藤先生と話始めた 森田「(設定)甘くない?」 加藤「嘔吐したから佐々木先生が弱くしたんですよね」 森田「まだ1回も勃起出来てないんでしょ?この設定のままだと何時間もかかるけどな苦笑。」 加藤「ですよね苦笑」 (佐々木先生弱くしてくれてたんだ……神じゃん★) 森田「勇人気持ち悪い?」 勇人「気持ち悪い……」 (って事にしておこう) 「うーん」っと眉間に皺を寄せて腕を組みながらカチカチとペンを数回鳴らして機械と睨めっこをしている森田先生…… 森田先生を困らせているのもちょっと楽しいし、外来終わってすぐに僕のところに来てくれたのも嬉しい 森田「勇人疲れた?」 勇人「疲れた」 (これはもう治療今日はお終いの感じだよね) 森田「……終わりにしようかなー」 (きた!!) 求めていた方向に事が進みそうで期待感で胸いっぱいなのがバレないように口元をタオルケットで隠した。 ただ……森田先生の『終わりにしよう』の本当の意味をこの時はまだ知らなかった…… 森田「加藤先生呼吸管理入れる?」 加藤「はい」

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