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それぞれの方向性
A班ミーティング
【竹内サイド】
佐々木「ソラやっぱりダメそう?」
加藤「ギリギリセーフはあったけど、遅刻は初めてだからねー。しばらく様子見かな」
ソラのメンタルチェックシートが思いの外点数高くって要注意グループに入っていたけど、本当に変化あるもんなんだな……すごっ……
市村先生が秋はメンタル落ちるって言ってた意味がやっと分かった
因みに1枚余ったからという理由でチェックシートを記入させられた俺も点数高かったらしくて要注意グループに入れられた苦笑。
勇人「先生っ!!!」
(おっ!来たな、賑やかし笑)
森田「今ミーティング中。あとで」
勇人「……急ぎの用事だもん……」
(急ぎの用事??なんだ?)
加藤「歩けるようになったじゃん笑」
勇人「!!…………」
(この2人何かあった?笑)
森田「急ぎの用事なら聞くよ」
勇人「僕退院したいから、森田先生!射精管理して!!!」
先生「……………」
(おいおい……笑。ナースステーション静まり返ったぞ笑)
森田「……一旦ここ座ろっか。」
加藤「(めちゃくちゃツボ)」
佐々木「加藤先生ニヤニヤし過ぎ(小声)」
・
・
・
森田「一旦整理しようか。」
勇人「(整理?)」
森田「勇人の言う射精管理って何?」
勇人「森田先生がいっぱい部屋に来る治療」
(あっ、やっぱりもの凄く勘違いしてる)
森田「……求めてるのは俺?」
勇人「……ちが…ぅ……治療…」
(えっ……治療…?森田先生じゃなく?)
森田「……なるほどね。
いいよ、治療したいのならたくさんやろう」
勇人「………たくさんはいらない…あと痛いのも嫌だし……疲れるのも嫌だし……あと…」
森田「治療は隔日、1日1回、今やってる点滴も継続、感度のいい前立腺は厳しく攻める。そのために呼吸法とスタミナで土台作り。」
勇人「…………」
森田「……あと…明日から点滴減らそうか」
勇人「えっ★」
森田「今はまだ点滴の力で勃起出来てるところも多そうだし、減らしてみてこれまでの治療効果確認してみたいでしょ?」
勇人「うん!!」
森田「ただし、一つ課題出すよ」
勇人「課題……?」
森田「すぐ締まりがよくなっちゃうみたいだから、治療ない日は先生誰でもいいからほぐしてもらって」
勇人「…………」
森田「返事」
勇人「……はぃ」
森田「俺からの話はお終い。質問は?」
勇人「……課題って全部森田先生でもいいですか?」
森田「忙しいから毎回はできない」
勇人「……はぃ…」
森田「なるべく付き合うけど」
勇人「うん★」
佐々木「じゃあ、先生からプレゼント!」
勇人「え★」
佐々木「はい、スタンプカード★」
勇人「…スタンプ…カード…」
佐々木「課題やってもらった先生からハンコもらってね」
勇人「(ラジオ体操みたいだな……)」
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