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無垢

甘い唇を貪った。 甘くて柔らかい唇は擦り合わせても心地よく、濡れた口の中は人間と違って清潔で甘くて、美味かった。 食べものも口にしたことのない、言葉さえ話したことのないそこを、舌で犯した。 舌を見つけ出して、舌で引きずりだし、絡めて噛んで吸った。 こんなみずみずしい果物を知らなかった。 それは、いやらしくて清らかだった 味わう度に、覆いかぶさっている美しい身体がヒクヒク痙攣して、恋人が感じていることを教えてくれた。 その口内を楽しんだ。 人間相手にはこんなに楽しんだことはなかった。 人間相手にはキスなどしたくもなかった。 でも恋人は。 この口も唇も舌も自分のためだけにあるから別だった。 唇を離すと、もうトロトロになってる可愛い恋人がいた。 つくられたばかりのペニスが勃起を覚えてた。 可愛い乳首はその滑らかな胸に尖って立っていて。 まだ何にも知らない穴は濡れているはずだ。 そういう風に作った。 服を脱ぎ捨て、恋人の肌と重ねた。 全身の肌で感じる恋人の肌は、柔らかで滑らかで、素晴らしかった。 抱きしめてゆっくり背骨をなぞる。 美しい、こんな触れただけでそのせなかの美しさがわかる。 舌でもなぞって楽しむことになるだろう。 触れて味わって、たのしむために恋人はいるのだから。 触れる度に恋人は震えた。 戸惑うようなその目は、困ったようにも見える。 抱かれることをその身体は本能で知ってるが、埋め込まれた知識にはないからだ。 従いそれをよろこぶことは知ってるが、今何をされているのかもんからない、無垢な恋人。 つくられ目覚めて、知識もないまま、まずは抱かれる恋人。 穢れなき、自分だけの恋人。 たまらなかった。 胸の愛されるためだけにつくられた乳首を指先で捏ねてやる。 ひいっ ああんっ 明らかに感じるのがたのしくて、凝るそこは指にも楽しい。 吸い付く肌の滑らかさに粟立つ快感も感じる。 ドクンドクンとはげしく打つ心音も。 可愛いピンクの乳首を齧った。 蕩けるようなそこは、美味かった。 優しく噛み、舐めて、吸う。 唇に舌に歯に心地よい。 ああっ ああっ ううっ 恋人の唇から喘ぎ声がでる。 細い声が美しい。 透き通るようだ。 どうすればわからないから投げ出されたままの手足が、力が入り指先や爪先を丸めてる。 ペニスが濡れていた。 おそらく後の穴も。 人間とは違い抱かれるために出来ているのだから。 マスターに抱かれたなら、喜ぶように出来ている。 ただ、恋人はセックスについての知識はない。 だから、何もわかってない。 だから感じながら怯えていた。 それが愛しく。 そしてたまらなく良かった。 音を立てて吸い、甘く歯を立て、もうコリコリしている乳首を舌で転がし、その度に波うつ肉体を楽しんだ。 「何?・・・何なの?」 恋人は泣きながら言う。 生まれて初めての言葉がコレだ。 怯えていた。 快楽に溺れながら。 乳首を味わうのをやめて、その目を覗き込んだ。 透明な美しい目に自分が映るのに満足した。 その目から美しい涙が零れ続けているのも良かった 「いい子だ。これからお前は私のモノになるんだよ」 そう教えた それだけ教えておけば十分だった。 恋人の目には自分への絶対的な感情と、されていることが理解できない怯えがあって。 完璧だった。 完璧すぎた。 無垢。 本当に無垢。 「まずはここでたっぷり感じることを知るといい」 そう言って、性器としてつくられた乳首を指先で撫でてやる。 感じずにはいられない身体、マスターに触れられたなら絶対に感じる身体はそれだけでふるえた。 「感じ・・る?」 恋人の言葉を紡ぐ声は美しかった。 発音も完璧。 そう作った。 でもこの声は鳴かせるためにあるから。 また乳首を楽しんだ。 ああっ ひいっ はうっ 声すら甘くて。 分からなくて怯えて泣くのも可愛くて。 使い方も知らないペニスの先から零し、そこに触れられない辛さの意味も分からないまま、おいつめられ、すすり泣くのを楽しんだ。 腰が揺れててもその意味すらわからないのだ。 美しい恋人は。 たっぷり乳首だけを虐められ、恋人はとうとうそこだけで達した。 トロトロと押し出されるような、長い長い射精が、恋人の生まれて初めての精通だった。 ああああああああぁぁぁっ 怯えて感じて泣き続けてる声がたまらなくて。 腰を反らしてつま先立ちになり、射精している姿がいやらしいすぎて。 もう限界だった。 乳首だけで達しているその声が終わる前に脚を持ち上げかつぎ上げた そんな所まで美しい穴はひくつき、濡れていた。 性交するために作られているから、男でも濡れるのだ。 こじ開けて、思い切り貫いた。 いやぁぁぁぁぁぁ 目を見開き、叫ぶ恋人が、可愛いすぎだ。

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