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処女

キツいキツい穴はそれでも気持ち良かった。 逆らうような穴を楽しみ、 めり込ませる。 いたい いたい 恋人が泣いた。 身体を強ばらせ、腰が逃げようとした。 それを押さえつけた。 これは仕方ない。 快楽と痛みの境い目は設定が難しい。 これだけは学習するしかない。 だが痛がるけれど、恋人はマスターを拒まない。 むしろ、懸命に耐えようとはする姿がいとしい。 自分が何をしても、恋人は拒否しない。 そういう風につくられている。 無理やり奥まで押し込んだ。 ギチギチで抵抗するような中が良かった。 初めて、初めてなのだから。 いたいいたいいたい 恋人は泣き叫ぶ それも良かった。 容赦なくキツい中をたのしむように動いた。 ここは自分以外の誰も知らない。 そこが一番良かった。 何も知らないから中が引き攣り、締め付ける。 その「知らなさ」を堪能した。 今まで抱いてきた人間は醜悪でしかなかった。 自分の容姿と金と権力に魅せられよってくる人間を処理のためにだけ使ってきたが、もう要らない。 これからはこの美しい恋人がいる。 人間等とは比べ物にならない素晴らしく、美しい、愛しい恋人が。 いたいよぉ いたい いたいよぉ そう泣く声さえ愛しい。 ガチガチの身体が可愛い。 食いしばる唇が可愛い。 シーツを握りしめる指が。 バタバタ暴れる、でも、決してマスターを傷つけようとはしない脚が。 だから思い切り突き上げた。 ひぃっっ いたっっつ ひうっ いたいよぉっ 泣いている。 それが良かった。 「はじめて」「抱かれている」のに相応しい。 それは所有欲を満足させる。 だが、何度も何度も悲鳴をあげさせているうちに、声が変わってきた。 学習したのだ。 可愛い恋人はこちらが痛がるのに飽きるより先に、快楽を覚えたようだ。 本当に完璧だ。 あふっ? ああっ? 悲鳴に疑問が混じる。 泣いていた目が戸惑っている。 「良くなってきたな」 恋人にささやく。 痛がり逆らうような穴の抵抗、それはそれでたまらなく気持ち良かったが、今はまとわりつくようになってきた。 「ほら、感じてみろ」 そう言ってはじめてには辛いはずの強さで突き上げた。 ひいん 恋人は悲鳴ではなく「鳴いた」。 声は甘さを混じえていたし、恋人の尻が自分から揺れた。 こちらもキュンと締められ、呻いてしまう。 痛みで萎えていた恋人のペニスが硬くなってきている。 今日はそこを触ってやる予定はないが、いつかここででも色々楽しもうと思った。 ゆっくり動かした。 深く押し入り、ギリギリまで引き抜く。 はんっ 恋人は押しいられて驚いたように身体を震わせ、 ふうっっ ゆっくり引き抜かれて、ガクガクと震える。 その目にあるのは純粋な驚きで。 膨大な知識はインプットされてても、セックスについてはあえて何も知識を与えられていない恋人は、わからないままそこを犯される恋は、今、無理やり快感を叩きつけられていた。 熱量を押し込まれて、内壁を引き剥がされて、そこで感じるのがもう痛みではないのに、それの意味がわからない。 こわいっっ 怖いよぉっ 恋人は泣いていた。 生まれて初めての恐怖は快楽なのだ。 それに満足する。 恋人がしがみついてきた。 怖がる仔猫がしがみついてくるように。 怖がらせているのは、自分なのだけど。 抱きしめた。 愛しいと思った。 これが欲しかったのだと。 でも、もっと怖がらせて、感じさせたくて、恋人の腰を掴んで激しく突き上げ始めた。 ああっ 助けて こわい こわい ひいいいいっ 恋人が叫ぶのがたまらなかった。 本能的に逃げようとするのを許さない。 中が狂おしいほどにこちらを求めてくる。 なのに、怯えて逃げようとして、でも感じる姿が愛しかった。 突き上げる度に反る背中。 しがみついてくる腕。 ああああああああぁぁぁ 恋人が絶叫した 中が絞りこんできた。 中でイったのだ。。 中を突かれて押しだされるように射精している恋人のペニス。 設定した以上に素晴らしかった。 恋人はイキ続けている。 止まらないのだ。 中でたっぷり出した。 それにすら感じる恋人は完璧だった。

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