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完璧

恋人は震えていた。 生まれてすぐに味わったのが、セックスなのだ。 無理もない。 ガクガクと震えながら混乱して、泣いている姿は憐れではあったが、そこが余計に興奮させた。 一度引き抜きはしたが、パックリ空いた穴から精液が混じった愛液をこぼすのを見たら、またそこに 突き立てずにはいられなかった。 醜悪な人間相手でも処理に使わずにいられなかった性欲が、愛しい恋人相手で治まるわけがない。 むり むりぃ 恋人はそう泣くがそんなに脆い身体にはつくっていない。 だから構わずまた深く貫いた。 今度は後しろから。 美しい背中。 背骨沿いの溝を舐めながら、今度はじっくり穴をたのしむ。 穴のどこを突いても感じるが、特に感じる場所を見つけて、執拗に擦りあげた。 なに なんなの? なぜ だめ ああっ 恋人はそう泣きながら、でももう尻を振ることを覚えていた。 中で欲しがり絡みつき絞りとることも。 背中を舐めて噛んだ。 その度に中が感じることを教えてくれた。 重く突き上げられる良さを教える。 突く度に反り上がる身体を楽しみ、背中を舐めながら、前に伸ばした手でその胸を撫で、指で乳首を潰して楽しんだ。 美しい首筋を噛み味わった。 小さな繊細な耳もまた、噛んでその穴のながらまで舐めた。 身体を可愛がれば可哀想がるほど穴が感じてることを教えてくれる。 背後からされているから、恋人の縋るもののない腕が助けを求めて宙を彷徨うのも可愛いすぎた。 ゆるして むり ゆるして そんなウソを言うから。 もうダメなようには作って無いから。 許さないで、さらに重く突き上げ続けた。 突き上げる度に少しずつ射精する姿を楽しんだ。 恋人はもう射精するのに勃起もいらない。 気持ち良すぎてこちらもおかしくなりそうで。 出したときにはこちらも叫んでしまう位だった。 恋人は白目をむいてヒクヒクしていたが、やめるつもりはない、 恋人を作り上げるまでかかった時間を考えると、まだまだ足りない。 意識を失った恋人の尻を抱えて、深い奥のそのまた奥をぶち抜いた。 ぐったりしていたた恋人が、その衝撃に目を見開いて叫んだ。 うわぁぁぁっ そしてガクンガクンと壊れたように痙攣する。 そこを抜かれる感覚は初めてなら辛いだろう。 だが、学ぶ。 すぐ学ぶ。 だから気にしなかった。 ギュンギュン締め付けられながら、先を奥に吸い付かれる感覚に酔いしれた。 人間のモノとは比べモノにならない。 何より、人間達と違って、そうされてヨダレを流して痙攣している恋人は、美しくていやらしくて可愛い。 人間相手では嫌悪しかなかったのに。 ひうっ ひうっ 痙攣しかしない恋人。 充血した乳首がピクンピクンして、舌がでたままで、ヨダレと涙が止まらなくて。 ペニスは勃起を忘れたくせにボタボタ射精しつづけて居て。 いやらしくて、可愛くてたまらない。 一番奥で出した。 この満足感。 「マスター好き・・・」 恋人はそう言った。 抜かないでイキ続けている身体を抱きしめて、キスしてやると。 そういう風に作ったから、それが嘘じゃないのはわかってた。 だから嬉しかった。 また抱いた。 その穴はどこでだって楽しめたし、恋人は感じて泣いて怖がって、楽しませてくれた。 奥をぶち抜かれるのを怖がったが、嫌がるようには作ってないから気にせずまたぶち抜きもした。 感じすぎて、おかしくなるのが可愛かった。 恋人は完璧だった。 抱いてそれを確認出来たから、余計に恋人が愛しかった

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