恋人につらく当たるようになった。 研究にだけは行かなければはらない。 その間、恋人の穴におもちゃを突っ込んで出かける。 恋人はおもちゃではイケない。 そう作ってある。 だが、感じる。 敏感だから。 気が狂うまで追い詰められ、でもそれを抜くことを許さない。 恋人は命令に逆らえないから、自分がかえってくるまでそれに耐える。 帰っても泣いて泣いて、懇願して、身体を震わしている恋人に、それでもぶち込んでやらない。 自分からしゃぶらせ、飲ませて、懇願させる。 入れてください マスター 犯してください、 いやらしい穴を犯して メスにしてください 足まで舐めさせ、それからやっと挿れてやる。 ありがとうございます ありがとうございます そう泣いて悦ぶ恋人をイカせてやる。 穴の中から喜び、髪をふりみだし悦ぶ恋人に満足する。 恋人が満足出来るのは自分だけだ。 そう作った。 窓は塞いだ。 外が見えないように。 恋人はそれを受け入れた。 いや、恋人はなんでも受け入れる。 そう作られている。 でも。 塞いで何も見えない窓を。 それでも見つめている。 そしてその向こうには青年が、塞がれた窓を見つめている。 二人は見えなくても互いを見つめているのだ。 それが許せない。 青年を人を使って襲わせた。 2度と歩けないようにしろ、と。 青年は脚を失った。 それでも。 青年は車椅子で窓を見上げに来たのだ。 それは悪夢のようだった。 許せなかった。 だから青年が見上げている窓の向こうで恋人を犯す。 これが好きだろう。 恋人の穴を抉る。 髪をつかんで乱暴に背後から。 好き 好きぃ 恋人は叫び、イキ続けるのに。 しゃぶれ 命じたなら、良いというまで恋人はしゃぶり続けて、喉でイき、やめろというまで辞めないのに。 踊れ そう言えば恋人は後ろに自分を咥えこみながら、跨ったまま淫らにおどり、声をあげるのに。 そう、その窓の傍で犯すのが1番楽しかった。 その時だけは恋人は苦しむから。 塞いだ窓の向こうに青年をカメラで見つける度に、そこで恋人を犯す。 塞がれた窓の向こうに青年がいることを教えながら。 こんなにここを尖らせてそこを弄られて、はしたない姿をアイツに見せたんだったな 恋人に言う。 尖った乳首を指で扱いてやりながら。 恋人は無意識に窓の傍から逃げようとし、それを許さない。 羽交い締めにするようにして、2つの乳首が性器でしかないことを忘れさせないように弄る。 薄い胸を揉み上げ、熟して快楽の源でしかないそこを潰して挟んで回して。 そうされたなら逃げるのを忘れた脚はガクガクと震えて、その身体を蕩けたように預けてくる。 マスターに抱かれるために生まれた人形なのだ、恋人は。 だからこんなにも感じて、ほら乳首を弄られるだけで射精する。 青年の前でそういう風に抱かれたことを思いださせながら犯す。 ヨガって叫んで、射精までしながら、女みたいに犯されている姿をアイツにみせたんだったな。 また見せるか？ 恋人の後ろを執拗に突き上げながら囁く。 恋人は苦しむ。 唇を噛み、血を流す。 そのくせに、いやだなどと言えないのだ マスターには従うようにできていて。 でも、涙を流す。 そのくせイキ狂う。 いいっ いいっ マスターぁ ますたぁ・・・ そう叫ながら、宝石の目から透明な涙を零し続ける。 見られたくなかったか？ 誰にだ？ 問い詰めても恋人は分からない、分からない、と泣くのだ。 まだ分からないのだ。 恋してることが。 愛してる 愛してる マスター 酷く扱われても恋人はそう言う。 それが嘘ではないのは知ってる。 知っているのだ。 つくったから つくったのだ つくったのに もう。 幸せではなかった