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蓮を鳴かせたい(NOTリバ)✦side秋人✦3 ※

「じゃあ……もう舐めても良かったの?」 「……し、知らねぇ。聞くなよ……そんなこと」  何その恥ずい質問。一気に顔が熱くなる。蓮はそんな俺の顔を見て嬉しそうに破顔した。 「舐めていいんだ」 「……そ、んなに、舐めたかったのかよ……?」 「舐めたかったっ! ずっと我慢してたっ!」 「……そ……なんだ……」  蓮が俺のを舐める。……やばい。想像しただけでイキそうだ。 「でも、今日は俺だからな」  もう邪魔されないうちにパクっと咥えた。 「はぁっ、……うっ、……あ、秋さん……ずるい」    ずるくねぇ、と咥えながら言うと蓮の身体が震えた。 「あ……っ、咥えたまま喋るの、だめ……うっ、……はぁっ」    気持ちよさそうな上ずった声。やっと蓮の口からはっきりと出たあえぎ声。  もっと、もっと鳴かせたい。  口をすぼめて上下に動かした。先端が上顎に擦れるようにすると、さらに気持ちよさそうな声が漏れる。 「……うっ、あ……秋さんっ、……ぁっ、きもちいぃ……っ」  あ……腰にくる。蓮が気持ちいいと俺も気持ちいい……。  俺のそこはもうしっかり硬くなって後ろの奥がうずいてる。   「ぁっ、まって、……うっ、もう離して……っ、でる……っ」  だせよ、とまた咥えたまま伝えた。   「なに……っ、だめだって、……あっ、離してっっ、あぁっ」  強めに吸い上げると、蓮は小さな悲鳴を漏らして俺の口の中で吐精した。  口内でドクドクと脈打つ蓮のもの。愛おしすぎて可愛すぎて……やばい。これ癖になりそうだ。 「ご、ごめんっ! 秋さんっ! 出してっ、べってしてっ」  蓮が慌てて自分の手を受け皿の様に口元に持ってきたが、俺は見せつけるようにコクンと飲み込んだ。  それを見た蓮は悲鳴をあげた。  転がり落ちるようにベッドから降りて部屋から出て行った。 「えっ、蓮?!」  何事かと驚いていたら、冷蔵庫の開ける音とドタバタと走って戻ってくる音。 「ごめん秋さんっ! 飲んでっ! 早くっ!」  水のペットボトルのキャップを開け、俺の口に押し当てる。  青い顔で必死で水を飲ませようとする蓮に、声を出して笑ってしまった。 「大げさだって。大丈夫だって」 「やだっ、飲んでっ」  泣きそうな顔の蓮を見て、分かった分かったとニ、三口喉に流し込んだ。 「……だ、大丈夫?」 「大丈夫だってば。だって蓮のだぜ?」  「お、俺のだって……なんで……っ」 「んー。だって蓮のだって思ったら、すげぇ飲みたくなっちゃった」  俺自身が一番びっくりしている。  蓮が俺の手からペットボトルを取ってサイドテーブルに置くと、ぎゅっと抱きしめてきた。 「秋さん、愛してる……っ」 「……ん。俺も愛してる。めっちゃ愛してる……。毎日、夢じゃねぇかなって思うくらい……ほんと幸せ……」 「……っ、秋さんっ」    背中に腕を回して抱きしめる。蓮に包まれるこの感じが本当に幸せだ。  あ、やばい……甘えスイッチ……入りそう。 「……もう、いい?」  耳元にしぼり出すような蓮の声。 「ん? 何が……?」  答えと同時にベッドに倒された。 「もう……我慢も限界」 「え? 我慢って……だってお前、今出したじゃん」  あれ? もしかしてもう復活してる?  ……硬いものが当たってる。 「自分で出来ないのってもどかしくて……もう限界」 「んー、でもたまには新鮮でいいだろ?」 「……俺は、いつでも秋さんを気持ちよくさせたい」 「……あっ、……は……ぁ……」  首筋にじゅっと軽く吸い付かれ、一気に甘えスイッチがオンになる。  このまま流されたい……。気持ちいい……。でも。   「……それは、嬉しいけど……今日はダメ」 「え?」  グルンとお互いの身体を反転させ、完全に気を緩めていた蓮を組み敷いた。 「今日は、お前は寝てろって言ったろ」 「え。……え?」  蓮が目をパチパチさせてる間に、サイドテーブルの引き出しからゴムとローションを取り出し、蓮のそこを準備万端にする。 「あ、秋さん……?」 「今日は、俺がするんだってば」  意味が分かったのか、蓮の目が見開いた。  俺は再び蓮にまたがると、ゆっくり少しずつ腰を下ろした。 「……あっ、……はっ……」 「ま、待って秋さんっ、もっとちゃんとほぐさないとっ、……ぅっ」 「……だい……じょぶだって……ん、……ぁぁ、……あぁっっ!」  奥まで届いた瞬間に全身が痙攣した。  目がチカチカして、震えが止まらない。  なんだこれ、すげぇイイ。なんかいつもと違う感じがしたが、蓮を気持ち良くさせたい一心で腰を動かした。 「……あっ、……はぁ、んんっ」 「あ、秋さんが……エロすぎて……むり、……うっ」 「むりってなん……だよ、はぁ……んっ、……え、うそ、も……イクッ、あっ、あああぁぁっっ!」  頭が真っ白になってぶっ飛んだ。  初めて経験するような絶頂感が襲った。  

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