133 / 173

続きのお正月〜キスマ編✦side秋人✦4 ※

「なぁ、上着たままする?」 「えっ、でも秋さん嫌なんじゃ……」 「うん。でもこの間スーツでやったら最高だったし。早くご馳走食べたいしな?」  スーツの蓮に攻められるのは本当に最高だった。  眼福すぎて最中ずっと目が離せなかった。  服を着たままは愛が感じられないなんて言ってた自分、本当に反省。  やっと気を取り直した蓮が、俺の服をめくって乳首に吸いついてきた。 「はぁ……っ、あっ……」 「秋さん、ほんとにローションなしでするの?」 「……んっ、俺の……出したのでいいだろ? んん……っ」 「……俺……想像するだけでイきそう……」 「ははっ、可愛い……ンッ」  蓮はそう言いつつも異存はないようで、俺のを優しく包んでしごき始めた。 「あぁ……っ、ンッ、れん……あっ、きもちぃ……っ」  同時に乳首を口と手で攻められて全身に快感が走る。  服を着たままソファで蓮にまたがって、ローションもゴムもない。いつもとはなにもかもが違うシチュエーションに、それだけで興奮した。  俺は蓮の頭を抱き込むようにしがみつく。 「はぁ……ッ、ん……っ」 「秋さん、今日すごいぬるぬる……」  先走りを指でのばして先端を攻められる。 「はぁっ、あ……っ、な……んか俺、すげぇ興奮してるかも……んんっ、やべ……すげぇきもち……っ、はあぁ……っ」 「そんなこと言われたら俺も興奮する」  乳首をいじっていた手が離れていって先走りにふれたと思ったら、その指で後ろの蕾を撫でてくる。 「んぁっっ、やば……あぁっ、れん……っ、んぅ……っ」 「秋さんの後ろ、撫でるとちょっときゅってなる……可愛い」 「は……バカバカッ、実況す……んなっ、あぁっ、ンンッッ!」    乳首と前と後ろ同時はダメだ。一気に頭が真っ白になって身体が痙攣し、あっという間に蓮の手の中に吐精した。   「は……ぁ、……ん……」  力がぬけて蓮の肩にもたれかかった。  蓮が俺の身体を気づかうように背中をさする。   「秋さん、少し休む?」 「やだ……早く後ろやって……蓮がほしい」 「ほ、ほんとにこれでやるの?」 「……興奮する?」 「うん、めちゃくちゃ興奮して倒れそう……」 「ふはっ。素直……」    蓮が俺の出したものを後ろに塗りだした。  そういう俺もなんか興奮する。  いつもと違うことがこんなにクるとは知らなかった。 「あぁ……っ、あっ、ん……っ」  蓮がほぐしてくれてる間、ふと蓮の顔が近くにあって新鮮だなと思った。いつもほぐすときはベッドに寝かされてるから、この構図は初めてだ。俺は蓮の首筋にキスをして舌をはわせた。 「……ん……あ、秋さ…………」  蓮がぶるっと身体震わせて指の動きが止まった。  本当に可愛いな、と笑いがもれる。 「ん……あ、秋さんそうだ」 「ん?」 「俺にもつけてよ、キスマーク」 「えっ」  びっくりして顔を上げると、蓮が期待した顔で俺を見つめてくる。 「まだはっきしりしないけど、一週間くらい仕事なさそうなんだ」 「いや、はっきりしないならダメだろ」 「でも四日は確定だし撮影の予定もないし大丈夫。俺も秋さんにキスマークつけてほしい」  ……うわ。キスマつけてって言われるのってこんな嬉しいのか。やばい顔がニヤける。 「……じゃあ、つけちゃうぞ?」 「うん、鎖骨ね、おそろいのとこ」  後ろに指を入れてほぐす方がよっぽどエロいのに、キスマでさらに顔を染める蓮がクソ可愛い。  シャツのボタンを外して鎖骨を出し指で撫でる。キスをして吸いつこうとしたとき、俺の中にいる蓮の指がまた本気で動き出した。   「……ん、あ……っ、れん……指とめろ……って、んんっ」 「できるできる」 「おい、あっ、あぁっ! も……そこ狙うなっ、んんっっ! はぁ……っ、キスマつけるまで待て……あっ」 「秋さん、頑張って」  蓮が楽しそうにクスクス笑う。  一人余裕の蓮が小憎らしい。無防備な蓮のそこを見ると先走りで光ってすでにガチガチだ。  俺は仕返しとばかりに蓮のものをにぎり込んだ。 「は……っ、ぅっ、ま、待って、俺はダメっ! 出ちゃうからっ」 「ははっ、出さないように頑張れー」 「あ、秋さんっ、ぅ……」  蓮の指の動きがにぶってる間に、俺は急いで鎖骨に吸いついた。 「……ん……」 「ついた……」 「キ……キスマーク、ついた?」 「うん、ついた。……うわ。初めてつけた。やべ……誰かに見せつけたい……」 「え、秋さんも初めて……?」 「初めてだよ。初めてつけたいと思った。……んっ、はぁ……っ」 「……うわ。どうしよう、すごい嬉しい」  頬を染めて破顔する蓮の顔を両手ではさんで、唇をふさいだ。 「……あきさ……」 「れん……好きだ……ほんと愛してる……」 「おれも……愛してる」 「……んぅ、……ぁ、……んんっ……」  もう足がガクガクしてきた。限界だ。  蓮がほしくてたまらない。指じゃ届かないところに蓮がほしい。 「も……入れてい?」  唇を離してそう問うと、蓮も余裕のなさそうな顔で俺を見つめた。 「……あ、はぁ……っ」    指がゆっくりと出ていって、俺の身体がぶるっと震えた。 「うん、入れて秋さん」  蓮はそう言いながら、俺の出したものでまだヌルヌルしてる手を自分のものに撫でつけた。   「なんか……それめっちゃエロいな」 「うん、俺……興奮してやばい……」     俺は腰を浮かせて蓮のものを後ろにあてがうと、ゆっくりと腰を下ろした。    

ともだちにシェアしよう!