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カフェ マデリカ カグヤ襲来 ユイ3

 カイさんはMAGに途中から入ったメンバーだ。カイさんが加入してからギターが二人になり(それまでギターは一人)、最高の爆音ギターサウンドな今の形に落ち着いたみたい。 なんと、十七歳で加入したんだって!だから、他のメンバーより五、六歳下なんだ。て、ことは今三十五歳くらい?ランさんも?えぇっっ!!ランさん若っ?!! 「けど、ランさんとカイさんが同じ高校の同級生って!びっくりしました。」 「だろ?いや、おれもライブハウスにレンがバイトで入って来た時にはランに似てるからびっくりしたわ。聞いてみたら本物の姉弟だって言うから納得したけどよ。」 何故か俺の横に座るカイさん。き、距離が近い!!シグがまた怒るからやめて!! ん?冬崎先輩にカイさんの事を説明してもらったカグヤがこっちを見てる?? 「・・・カイさん?初めまして。キョウの妹で、ユイの姉の夏海 香久夜です。」 「おっ、おう。ちょっと待て、昔のランそっくりじゃねーか??!」 何故か慌てるカイさん。 逆にカグヤはニヤッと笑っている。あっ、何か嫌な予感・・・ 「カイさん、あたしと付き合いませんか?」 ブハッ!!!みんな一斉に吹き出したよ!! えぇぇぇぇぇぇぇ??!!! 「はぁ?ちょっと待って?カグヤちゃんって言ったか??あー悪いけどおれゲイなんだわ。」 「ええ、聞きました。けど、ずっとレンさんが好きなんでしょ?で、ユイも気に入ってる、と。じゃあ、あたしの見た目も好みですよね?男か女かなんて些細な差ですよ。一度試してみるのはいかがでしょう?」 「キャハハ!!カグヤちゃん最高!!! カイ、いいんじゃない?あんた昔私に『ランとならSEX出来る気がするから試させてくれ』って言った事あるじゃない。私は当時彼氏がいたから断ったけど、今度はカグヤちゃんの方からのお誘いよ?試す価値あるって絶対。」 もう、他のメンバーは驚き過ぎて声も出ないよ。 「い、いや、あの時はおれもまだ高校生で自分が完全なゲイか悩んでたからそう言ったけどよ。今はもう自分がゲイだって分かってるからなぁ・・・しかも、あれだろ?カグヤちゃん、ジュンの娘だろ?おれ今度こそMAG辞めさせられんじゃね?」 「あたしと親父は今んとこ一生会わないって事になってんの。そんな人にあたしの人生に口出しする権利はないからね。 別に親父の事は嫌いじゃないけど、あたしのせいでカイさんをメンバーから外すような事があれば全力で報復するわよ!」 「あはは!カイさんいいんじゃないの?カグヤはそこら辺の男より男らしいし、案外いけるかもよ?マジで男か女かなんて些細な差だよ。その人個人に惚れたらどっちでも同じだよ。」 おぉ!兄が爆笑してる?!その事実だけでもカグヤってやっぱりすごいヤツだと認めざるを得ないな。 ところで、この横で固まってるカイさん、大丈夫かな?? 「そうよカイさん。とりあえず試してみましょうよ。はい、今から言う番号にかけて?080…」 「えっ?ちょっと待てよ??!」 「ほら、カイ、スマホ出して!ロック外す!」 ランさんの勢いに負けてスマホを差し出すカイさん。 そしてランさんがカグヤの番号を入力し、電話をかける。 「ランさんありがとうございます!メッセージアプリの交換もよろしくお願いします。」 「はぁ~い。これで良し!と。」 いや、いいのか?? 「カイさん、この後予定ありますか?早速デートしましょうよ?!」 「えっ?あ、その予定は・・・」 「ないないない。カイ、カグヤちゃんと一度デートして来なさい。でないとマデリカに出入り禁止にするわよ!」 「はぁ?ひどくねーかそれ?」 「いいから一度だけ行って来なさい。それでどうしても無理そうなら、カグヤちゃんも諦めるわよ。ね?」 「はい、もちろんです。あたしその辺は男みたいに女々しくないですからね。何年も付き纏うとかバカみたいな事しませんから。」 「ぐぅっ!」 うわぁ!カイさんの心をえぐってるよ!! てか、ランさんとカグヤのタッグ、マジで怖い・・・

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