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飽きる
机に手をつかせて立たせ、尻を突き出させる。
ペットをイカせてやるのも飼い主の役目だ。
気乗りはしなかったが、後ろから挿れて突いてやる。
ああっ
先生っ
先生っ
いいっ
ペットが声を上げる。
確かに、いい。
気持ちいい。
馴染んでオレの形になっていて
どこをどう使えばいいのか良く分かるし。
良くわかってるから、欲しいところで、しまって蠢いて、もうオレのためにカスタムされたオナホだ。
オナホとしてなら100点なんだが。
先生
おっきい
かたい
好きぃ
好きぃ
そう鳴かれると萎える。
散々つかって楽しんでおいてなんだが、オレはどうにもセックスに慣れた肉に嫌悪がある。
おまえはどれだけセックスが好きなんだ、良くいえるな、と言われたらそうですね、としか言いようがないこれど。
生徒を性処理につかってしまう位セックスが好きだ。
というかそのためだけに教師をしてる。
最低なのは100も承知だ。
クズだという自覚はある。
だが、クズはクズでも、オレは人を傷つけないクズだ。
生徒達はオレの誘導があったとしても、自分からオレに抱かれてペットになったし、オレからペットを傷つけて捨てたりなんかしない。
そこはちゃんとしてる。
「いいよ、本当に」
目を閉じて言う。
気持ちはいい。
そのことだけに集中したい。
「可愛い」
そう言えば喜んで締まるし。
でも。
もう飽きてしまった。
心の底から。
ああっ
ああっ
ひうっ
先生
いくぅ
いくぅ
そう叫び背中を反らして感じる姿を、どうしても白けて見てしまう。
気持ちいいけど、もう、うっすらとした嫌悪がある。
それをごまかすように、尻を掴んで激しく突き上げていく。
これはそう、気に入らない相手を殴りつけるようなモノだ。
そこに性的な快感が混じる。
これで気が晴れる。
だが、ペットはもう、どんな風にしても感じるようになってしまっている。
激しく突き上げる度に喜び、イキ狂う。
ペニスから白濁を迸らせて。
ああっ
先生
先生
すごぃぃ
泣いて悦ぶから。
ホント醒める。
というかそういう風に調教したのはオレなんだが、それが鼻につくというか。
オレのためのモノみたいな顔されて、オレが何をしても感じますというのがなんていうか。
もうホント嫌になってた。
飽きたのだ。
三年同じ飯をたべつづけたようなものだ。
仕方ない。
この自分のクズっぷりはちゃんと理解している。
絶対にこういうことは誰にも言わないし、ペット達にもそういう思いはみせてない。
そして、いないと困るのは分かってる。
オレは他人が使った身体はダメなのだ。
ちゃんと育てたペット以外とセックスは難しい。
卒業式が終わるまではつかいたいと思ってる。
新しいペットを新入生からみつけて仕込むまだ時間がかかるのは分かってるのだし。
オレはセックスが好きなんだし。
だから、ペットの中に放ってからは、優しく抱きしめた。
なかなか抜かないで名残惜しそうに。
「可愛いよ、本当に」
そう言って。
「先生・・・」
ペットがもたれかかってくるのを頭を撫でてやる。
頭の中では、ペットをどうするかについて考えていた。
卒業式でサヨナラ。
もう二度会わない。
それは三年に一度行われる、ペットの始末だった。
心はもう4月に新しくやってくるまだ見ぬペットに向いていた。
初めて抱く真新しい肉体に。
でもその前に。
ちゃんとしないと。
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