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お泊まり会

「八時か。そろそろ子どもは寝る時間だ。家に帰るぞ」 「えぇ~~」 「やだ」 一太くんと遥香ちゃんは不満そうだったけど、 「こはるちゃん、またあそぼうね」 「おやすみなさい」 ぶんぶんと手を振ると、卯月さんと仲良く手を繋いで自宅へと帰って行った。 「副島、泊まっていくか?」 「あ、でも……」 ちらっと昴さんを見るコオお兄ちゃん。 「積もる話しもあるし、それに飲み足りないだろう?蜂谷さんと青空さんが今日は寝床を貸してやるから、ゆっくりしていったらどうだって。明日は成人の日で祝日だし」 「シーツはちゃんと交換したぞ。男二人で一緒に寝るにはちいと狭いが、新婚なんだ。朝から晩までねっぱっていたいだろう」 昴さんが恥ずかしそうに頬を染めながら泊まりたいと答えた。 「じゃあ、決まりな」 蜂谷さんと青空さんは何かあればいつでも駆け付けられるようにと組事務所に泊まることになった。

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