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二ヶ月後

みんなが幸せになって、毎日明るく賑やかな笑い声が聞こえる。何気ない日常の一コマに幸せという名前の1ページが刻まれればいい。 ヤスお兄ちゃんと弓削さんが結ばれて二ヶ月後。 「ぽかぽか陽気に誘われて、みんなで公園に出掛けてお弁当を食べてきた。日曜日だったから俺たち以外にも大勢の家族連れがいた」 「心春喜んだでしょう?」 「あぁ。両手に花で、そりゃあもう大はしゃぎだった」 「一太くんと遥香ちゃんに感謝だね」 「そうだね。一太くんにね、大きい子が小さい子の面倒をみるのは当然。僕たちは当たり前のことをしているだけだから気にしないでって言われた。心春も大きくなったら一太くんと遥香ちゃんみたいに面倒みのいい優しいお姉ちゃんになって欲しい。そう思った。四季、体調は?」 「うん、大丈夫。もうじき凛に会えるし」 臨月を迎えた大きなお腹をそっと撫でた。 彼が仕事で家を留守にしているとき、ヤスお兄ちゃんと鞠家さんと紗智さん、蜂谷さんと青空さんが交代で付きっきりで子どもたちの面倒をみてくれるから安心して病院に通うことが出来た。足の浮腫がひどいと南先生から聞いてきた彼が足を揉んでマッサージをしてくれた。

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