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はじめまして、ぱぱたんだよ
「嵐が過ぎたように静かになったな。凛ちゃん初めまして。ややこと遊ぶ担当と、ぽちゃぽちゃ担当と賄い担当の柚原だ」
柚原さんが凛の顔を覗き込むと優しく微笑み掛けた。
「和真が帰宅が遅いときは俺やヤスに遠慮なく声を掛けろ」
「柚原さんありがとうございます」
「これくらいしか手伝えないが、子育ては一人でするよりもみんなでしたほうが楽しい。四季、少し横になったらどうだ?昨夜からいろんなことが続いて大変だったはずだ。俺とフーが……フーは休憩スペースにいる。きみを守るから安心していい」
ベットに横になろうとしたとき、まだ陣痛が続いているようなそんな痛みに襲われて顔を歪めると、
「陣痛より後陣痛のほうがひどい。姐さんもそうだった。無理は禁物だ」
なんとか横になると布団を肩まで掛けてくれた。
柚原さんはドアの前に椅子を移動すると腰を下ろし、腕を前で組み微動だにせずじっと前を見つめた。
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