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はじめまして、ぱぱたんだよ

やっと寝てくれたと思ってもベットに寝かせるなり泣き出す凛。睡魔と戦いながらあやしていたら柚原さんに声を掛けられた。 「代わるよ」 「全然寝てくれなくて……」 「俺に任せてくれ」 柚原さんは寝かしつけのプロ。寝れないよと駄々をこねていた心春と円花をものの数分で寝せてくれた。凛も五分とかからずベビーベットに寝せてくれた。 「柚原さんってすごいです」 「あまり褒めないでくれ。照れるから」 「本当のことです。柚原さんがいてくれなかったら、どうしていいか分からなくて途方にくれていました。柚原さんも疲れているのにすみません」 「謝る必要はない。俺もフーも嬉しいんだ。オヤジと和真に頼ってもらえることが。だから気にするな」 ドアが静かに開いてフーさんが顔を出した。日本語じゃないから二人が何を話しているかちんぷんかんぷんだった。 「一時間前に緊急搬送された妊婦がいるそうだ。それ以外は異常無し。幽霊も現れないと言ってる」 ベットに横になるとすぐに目蓋が閉じた。そのまますぐに眠ってしまった。

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