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凛はいいなぁ~~

「四季仕事に行ってくるよ」 凛におっぱいをあげていたら彼の声が聞こえてきた。 「ちょっと待ってて」 「いいよ、そのままで。円花は橘さんが面倒をみてくれているから心配ないよ」 「見送れなくてごめんね。行ってらっしゃい」 「行ってきます」 頬っぺに軽くキスをされた。彼がちらっと凛を見つめた。 「どうかした?」 「いや、別に。凛が羨ましいなってそう思っただけだから」 「え?」 意味がいまいち分からなくて首を傾げると、 「だってそれもともと俺専用だし。複雑な気持ちだ。ここまで言ってもまだ分からない?」 頷くと、くすっと笑いながら頭をぽんぽんと撫でられた。 「パパ、いくよ~~!おくれるよ!」 心春の元気な声が聞こえてきた。 「今行くから待ってて」 返事をすると、今度は唇に軽くキスをされた。朝からドキドキしっぱなしで。半分頭が寝ていたけどすっかり目が覚めてしまった。 「顔が真っ赤で可愛いね」 愉しそうに笑いながら手を振ると、心春と手を繋ぎ保育所と仕事に向かった。 「朝から仲が良くて羨ましいわ」 彼と入れ違いにおばあちゃんが部屋に入ってきた。恥ずかしくて身の置き場に困ってしまった。 「凛ちゃんが寝たらご飯にしましょうね」 「はい」 おばあちゃんがいオホホと笑いながら窓を少しだけ開けてくれた。心地いい風が気持ち良かった。

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