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悪戯大好き円花
顔に冷たいものがペタペタと触れてきてびっくりして目を開けると、顔のとなりに円花がお座りしていて、お尻ふきの中身を全部出してちゅーちゅーと吸っていた。
「円花、それは食べるものじゃないよ。お腹痛い痛いなるから」
慌てて取り上げたら、ギャーギャーと大きな声で泣き出した。円花の泣き声につられ凛まで泣き出した。
「今行くよ」
凛のお腹をぽんぽんと優しく撫でながら、円花を膝の上に座らせて背中を撫でてあやしていたら柚原さんがすっ飛んできてくれた。
「いっぱいいたずらしたな。円花、おいで」
柚原さんが円花を抱っこするとすぐにぴたりと泣き止んだ。
「一緒にないないしようか?」
柚原さんが円花に笑顔で話し掛けて、一緒に片付けをはじめた。
「凛も泣き止んだみたいで良かった」
「柚原さんありがとうございます」
「子どもたちの世話をさせてもらえることが嬉しくてな。俺のほうこそありがとう」
柚原さんがニコニコと笑うと、円花もニコニコと笑う。こうして和やかに午後のひとときが過ぎていった。
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