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楽しくて賑やかな夜

千里さんが一番はしゃいでる。そんな感じだった。 「あら、やだ。まだ緊張してるの?」 「すみません」 「なんで謝るの?おいでーー四季」 千里さんがベットをぽんぽんと叩いた。 「もしかしてアタシとは一緒に寝たくないとか?」 「そんなことありません」 慌てて首を横に振った。 「そう、それなら良かった。凛ちゃんがねんねしている時しか寝れないわよ」 心春と円花は遥香ちゃんとめぐみちゃんと幸ちゃんから離れなくて。二階の部屋に泊まる未知さんたちに連れていってもらった。いつも彼とこどもたち四人で川の字で寝ているからか、妙に落ち着かなかった。布団の中でごそごそしていたら千里さんにクスクスと笑われてしまった。 「チカとはスッゴく仲のいい友達なの。アタシにも妹が出来たってチカすごく喜んでいたのよ。四季、ありがとうね」 「僕はなにもしていません」 「してるわよ。四季が気づかないだけよ」 むぎっと抱き締められた。さっきは気付かなかったけど、 「あれ、もしかしてバレた?胸は一切弄ってないのよ」 ふふっと愉しそうに笑う千里さん。僕なんかは気安く話し掛けられない。雲の上のひとだと思っていたけどぜんぜん違っていた。

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