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第16話※

「久しぶりだな、このベッド。四人で寝ると狭いよな」 「あの子達も大きくなるし、この後どうしようかなって考えてたんです」 寝室のベッド横に水のボールを入れた籠を置く。ランディがリーラの後ろから籠を突くと水の音が、ちゃぽんと聞こえた。石のようだけど、ぷよぷよとしているから不思議だ。 「これで明日、城に帰っても水がそのままだったら成功だな」 そう言ってベッドにランディはドサッと横になった。 「そうですね。成功するといいですね」 リーラはベッドに腰掛けたまま、この後どうしようか、ベッドに横になろうかと考え、上の空で返事をした。 王宮ではいつも一緒のベッドで寝起きしている。だから迷わず隣に寝ればいいのに、それが今日はなぜか恥ずかしい。 それに沈黙がなんだか怖い。会話を探すが見当たらず、仕方なしに沈黙になる。 ランディに手を引かれた。ベッドに横にされ、上から覆い被さるようにして抱きしめられる。突然だけど、期待していた自分がいるのを頭の隅で確信している。 耳元で何度も名を囁かれ、その度にランディの唇はリーラの耳や頬を掠めるから、身体が熱くなり、声が漏れそうになる。 上から射抜くように見つめるランディと目が合った、逸らすことができない。 ランディにこのまま笑いかければ、冗談で済ますだろう。何もなかったように振る舞うことはできるだろう。だけど、どうしてもリーラは出来なかった。この人の唇を、感触をもっと確かめるには、冗談で済ますことはできず、何もなかったようにはしたくない。 見つめ合った後、リーラは目を閉じた。 途端、唇をランディの熱い唇でふさがれる。声が出ないほど激しく、優しくキスをされる。リーラの唇はもっと、もっと、と求めてしまう。 「んんっ…あっ…」 ずくんと腰を絡ませ、リーラ股間に熱いものが当たった。ランディのものが大きく脈を打ち、リーラの股間に押しつけられる。お互いの吐息をきっかけに腰を絡めて、ペニスを擦り付け合い勃起させた。その間もキスをする唇は離さない。 「んぁぁっ。うんんっ…」 ランディはリーラの首筋から耳に、這うようにキツく口づけをする。肌を逆撫でされるのが気持ちがよくて声が出てしまう。リーラは堪えきれず、ランディの背に手を回して抱きしめて答える。 「リーラ…」 「やっぁぁんっ…」 ランディがリーラの股間に手を這わす。 急な刺激に快感が走る。下着の中は先走りでベトベトだったが、あっという間に服を脱がされ、裸になってしまった。ランディはリーラを跨ぎ、服も下着も脱ぎ捨てている。逞しい男の肉体を下から眺める。 「リーラ…手を貸してくれるか」 ランディの大きな手は二人のペニスを合わせて掴む。そこにリーラの手を引き寄せた。逞しい男の男根は大きく熱い。 「やっ…で、できない…」 「んー?大丈夫だ。ほら、こうやって擦るんだ」 ランディとリーラの先走りの音が部屋に響き、ぐちゃぐちゃと大きな音に変わっていくが、快感と同時に擦る動作もぎこちなくなる。 「んんっ…はぁ うんんっ…やぁ」 初めての行為についていくのが必死だった。気持ちがいい、すぐに溢れて射精しそうになる。ランディの先走りの量が多く、たらたらと流れている感触が伝わり、リーラの身体は興奮を覚える。 「リーラ、俺のものになるか?」 「んんっ。はぁ…うっ…」 耳元で囁かれるが、激しい行為に何を言われたか理解が出来ない。ランディはリーラを抱きしめ、腰を強く押しつけてくる。激しくて這わせた手が離れてしまう。リーラは射精しそうになり、ペニスから手を離し、ランディの背にしがみつく。 「やっ…やぁぁ、でちゃう、だめぇ…」 「ああ…いいぞ、出せよ。受けとめてやるから」 大きな両手で腰を強く引き寄せられ、グリグリと亀頭を擦り付けられる。大きくて濡れている男根が擦れて気持ちがいい。 ランディが急にスピードを上げ腰を強く速く振る。その度に、ベッドが大きく揺れ、軋む音も大きくギシギシとしなる。 「やぁぁぁ…んんっ…あぁ…」 「俺のものになれ、リーラ…」 ピュックとリーラは射精し、ドクドクと流れるようにランディも同時に射精している。久しぶりの快感に身悶えする。

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