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第21話※

「疲れたか?リーラ」 「大丈夫ですよ。ランディの方が疲れてますよね。ライズに乗せてくれてありがとうございました」 湯の中では、後ろから抱きしめられ寄りかかるようにして座る。寝衣が湯にゆらゆらと揺れているのをぼんやり眺めていたら、ランディの唇がリーラの頸を優しく逆撫でするので、急に意識がそこに集められた。 優しく剥ぎ取るようにリーラの寝衣を湯の中で脱がしていく。 脱がす手を、その手の傷を目で追ってしまう。 多分これは恋なんだと、リーラは思う。 初めて好きになった人が国王陛下だなんて、すごいなぁと他人事のように自分を遠くから見ているような気がする。 いつかこの人は妃を迎え入れ、子供もたくさん作るだろう。その時はいつなんだろうか、まだ少し先ならいいなと思う。 このままもう少し好きでいさせてもらいたいなと、勝手な思いが膨らんでいる。 この国の王を独り占めするつもりはない。好きだという気持ちを伝えるつもりもない。ただ、少しの間…少しの間だけでいいからこのまま笑い合っていたいと リーラは願っていた。 好きな人が後ろから抱きしめてくれている。その人の左手が湯の中で、リーラのお腹や脇腹をくすぐるように撫でる。 「フフッ、くすぐったいですよ」 「んー?そうか…許せ、触れていたい」 いつの間にか、ランディも寝衣を脱ぎ二人は肌を直接触れ合っていた。横顔を盗み見すると機嫌良く笑っているのがわかる。 「リーラ…」 耳元で名を呼ばれると、身体がずくんと疼き出す。ランディの雄々しい男根も硬く立ち上がっていた。 湯の中で腰を持ち上げられ、後ろからリーラの股の間にランディの大きな亀頭を差し込まれる。 「やあぁ…はぁぁんっ」 リーラのペニスは、太腿の後ろから差し込まれた肉棒に刺激され、大きく育つ。ランディが腰を強く押しつけてくるから、ペニスの裏側が擦れてもどかしい快感が走る。 「ラ、ランディ…ダメ、湯が汚れちゃう」 「湯の中は嫌か?」 湯浴みには、身体を休めるベッドが置いてある。ランディはリーラを抱き上げ、ベッドに寝かした。

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