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第48話※
雪崩れが収まったのを確認し、リーラを乗せた馬車は王宮に進んでいく。順調に走ってくれたおかげで、予定より早く着いたが、いつもと少しだけ違う場所に馬車は到着する。
「リーラ、こっちだ。おいで」
馬車の扉を騎士が開けてくれ、ランディに手を差し伸べられたリーラは、おずおずと馬車から降りた。
「えっ?ランディ、ここって…離宮?」
「知ってたのか?ここを手直しするように伝えて、やっと最近出来上がった」
「ここに、ランディのお妃様を迎えると思っていたんです」
「妃を迎え入れたじゃないか。我が妃」
ランディはニヤリと笑い、リーラに向かって仰々しくお辞儀をし、手にキスをする。
さっきの騎士は馬車を移動させていなくなった。他に誰もいないのだろうか。今ここには、二人きりのような気がする。
ランディに連れられて歩いていくと、いくつも部屋があるのがわかる。階段を登り、一番奥の部屋に入ると寝室だった。
ここの寝室も、ランディの寝室と同じく大きなベッドがあった。
「ここには誰もいない。声が出ても大丈夫で、噂も気にならず、誰にも何をしてるか知られないようにって、君が望む通りに造ったんだ」
いたずらっ子のような顔でリーラを覗き込みながら、「えーっと後は大丈夫かな」と、指折り言うことを確認しながらリーラに伝えてた。
そういえば、ベッドの中でやたらとあの行為に持ち込もうとするランディに、そんな話をしたことがあったかも、とリーラは思い出す。その言葉を理解して恥ずかしくなり顔が赤くなった。
「湯浴みもあるぞ。いくか?」
「えっ…湯浴み」
「リーラ、二人で過ごそう。今日は最後まで君をもらうつもりだ」
リーラを抱き上げ、ゆっくりと湯浴みまで歩いていく。
湯の中ではランディと向かい合いに座り抱きしめられる。あったかくて気持ちがいい。凝り固まった体が解れていくようだった。
「気持ちいい…」
ランディに、もたれかかってリーラが呟くと、啄むようなキスをされた。
チュッ、チュッと繰り返しするこのキスをリーラは知っている。優しくキスをされて胸がいっぱいになり、声が出なくなることも知っている。ランディの元に帰ってこれたんだと実感する。
「愛してる。リーラ」
「僕も、ランディ愛してます」
リーラからランディの下唇を含むようにキスをすると、ランディが荒々しいキスに変えてきた。息が止まるようなキスも気持ちがいい。
「はあ…ああ…ん、んんっ」
お互いのペニスが勃ち上がってくる。
湯の中で擦れ合い快感が背中に走り声が高く上がってしまう。
「ランディ…ダメ、ここじゃイヤ…」
「んー?ベッドでいいか?」
もう一度、リーラからキスをし伝える
「僕だってランディが欲しいんです」
その言葉を聞きランディは湯から勢いよく上がり、ベッドまでリーラを抱き上げ運んだ。そのままベッドにぽすんと横にされ、ランディが上から覆いかぶさってくる。
「リーラ…俺を喜ばせたな」
「いやぁぁ、んはぁ、ああ…」
首筋から胸にかけてキスをされる。ツキンと痛いキスが快感となりリーラのペニスがゆらゆらと勃ち上がる。そこにランディの大きな亀頭がゴリゴリと擦り付けられた。二人のペニスが合わさり、二人分の先走りでベトベトになる。
「ラ…ランディ…気持ちいい、はぁっ」
「君はいつも声を気にしていたから…
ここならいいだろ?声を聞かせてくれ。
本当はもっといつも聞きたかった。どこがいい?どこが好きだ?教えてくれ…」
ランディはリーラの乳首を指の腹でクリクリと摘みながら耳元で囁く。リーラが恥ずかしがり答えないと、更に唇で引っ張り上げ、舌でくるくると突くように乳首をいじめる。両方の乳首が赤く腫れているのがわかる。こんなにいじめられているのに、すごく気持ちがいいとリーラは知る。乳首を押し潰されても感じてしまい、声が出ておさえられない。
「はあぁんんっ…気持ちいい…」
「リーラ、言えよ…気持ちいいところ…」
「あなたの…左手で触られるとこ…全部が気持ちがいい…」
ランディの動きが一瞬止まった。
「リーラ…君の言葉でこんなになった」
リーラを跨いでいるランディを見上げると、天を向き反り返る男根が目に入る。
先端からは、ダラダラと透明な蜜が溢れていた。ランディが自身の男根を二、三度扱いている姿を見て、リーラの後ろの蕾が疼く。あんなに大きなものを受け止めるられるだろうかと、不安と期待が入り混じる。
ランディがベッドサイドに置いてある小瓶を掴み、リーラを後ろ向きにさせた。
ベッドにうつ伏せになったリーラの背中から尻にかけて熱いキスをされる。
「リーラ…可愛い尻をもっと上に上げられるか?」
後ろの蕾の周りにトロッとしたものが擦り付けられるのがわかる。
「それ、何?」
「君を痛くさせないもの。大丈夫だよ」
くちゅくちゅと音させて、リーラの蕾に塗りつける。じわっとそこが温かくなっていくようだった。
「ひっ…やぁん…」
「大丈夫だ、俺を信じて。痛くしない」
くるくるとリーラの蕾に塗りつけてたと思ったら、ツプンっと指が入ってきた。
「ひゃっっああ」
「びっくりしたか?このままもうちょっと続けるぞ。気持ちいいとこ見つけるからな」
緊張すると背中にキスをされ、力が抜けていく。時間をかけているうちに、リーラは腹の中がむずむずしてくるのを覚えた。ランディの大きな指も、もう三本入っているという。ぐちゅぐちゅという音と二人の吐息が部屋に充満している。
ランディが中で指をくいっと曲げた時、リーラに快感が走った。
「いやぁぁぁっ。はぁぁんんっっ」
気がつくと、リーラはランディの指で中の壁を擦られ射精していた。
「ランディ…やぁっ、出ちゃった…」
急に快感が走り射精してしまい、リーラは驚きでランディを振り返り見る。肩越しに見たランディは雄々しい姿でリーラを見つめていた。
「リーラ、気持ちよかったな、ここだな。もっと優しく擦ってやるからな」
ランディの指三本が蕾の中を擦るので、
またリーラは刺激を強く感じていた。
初めてのことで慣れないのに感じ過ぎて涙目になってしまう。
「ま…また、でちゃ…う…」
この声と共に指を抜かれ、その代わりに熱い塊が蕾の入り口に当てられた。後ろで熱い吐息をもらしながら、ランディは大きなペニスを少しずつリーラの中にめり込んでくる。亀頭が大きく、カサが張っているので中々先に進まない。
「ふっんんんっ…はぁっ」
「リーラ、ごめんな。大丈夫か?苦しいか?」
「だ…大丈夫、です」
めりめりと先端が入り込んだ。その後、また少しずつ入り込み、ランディのあの巨根全てがリーラの中に収まる。びくびくとそのものが動いているのが伝わってくる。ランディは動きたいのを我慢してじっとしているが、そこにリーラが振り返り涙目で訴えてきた。
「もう…むずむずして…ダメ…お願い
ランディ、早く動いて。擦って」
「君は…もう」
ランディが腰を引くとリーラの中にあるしこりをぐりっと押し上げた。
「いやぁぁぁっ… でちゃう…」
ビュクッとリーラはまた射精していた。気持ちが良くなり何度も射精を繰り返してしまう。この後どうなってしまうのだろうとリーラは不安になるが、ランディの方はリーラの反応の良さに嬉しくなり、大きく腰を回し、ズクズクと蕾の中をかき混ぜてくる。
「リーラ…気持ちいいか?ここか?」
後ろからリーラの尻を掴み、腰を引いたり押し付けたり、ぐりぐりと攻め立てられ動くたびに、尻から液が流れ落ちる感覚があった。前からはリーラの精子がタラタラと出ている。
「いやぁ、めくれちゃう…気持ちいい」
「リーラ…君の言葉は本当に…」
ランディが興奮してくるのがわかる。腰の動きが大きく速くなってきた。大きく質量があるランディのペニスがリーラの中で重く動き回る。
「ちょっと強くしていいか?嫌なら言えよ。止めるからな」
優しく耳元で言われるが、気持ちがいいリーラは必死で訴えかける。
「やぁっ、やめないで。抜かないで…
ランディの大きいので擦って…」
「うっ…リーラ、まずい」
激しく腰を振り付けランディはリーラの奥に精子を叩きつけた。
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