「シルヴァ……もぅ……」 イキ過ぎて、もうイクのが辛い。 悲鳴にも似た声で呟くと 「でも、多朗。ちゃんと解さないと、久し振りだから辛いのは多朗だよ」 そう言って背中に唇を這わせ、ゆっくりと下へ唇を下ろして行く。 「あっ……あっ……」 唇は言葉を紡げず、喘ぎ声しか出ない。 あまりの辛さに 「シル……ヴァ……ぁ」 と、必死に言葉を吐き出す。 涙と涎でぐちゃぐちゃな顔になってシルヴァを見上げると、左右の親指で広げ、舌を差し込んでいたシルヴァがゆっくりと顔を上げた。 「これだけ解れれば、もう大丈夫ですね」 そう言うと、ガチガチになって天を仰いでいるシルヴァ自身を最奥の蕾に充てがい 「多朗……挿入(いれ)ますよ」 と囁く。俺はひたすら頷き、その時を待った。 シルヴァが先端の先走りを塗り付けるように蕾に擦り付けてから、ゆっくりと中へと挿入させ始める。 「あっ……っ！」 凄い圧迫感にシーツを掴んでいると、先端の部分が全て埋まった状態から一気に貫いた。 「あぁ！」 仰け反って叫ぶと、貫かれた状態でシルヴァがゆっくりと俺の身体に重なって身体を抱き締めた。 「多朗……大丈夫？」 気遣う声を出していやがるが、だったら挿入(いれ)る前に聞け！とばかりに睨んでやった。 するとシルヴァは幸せそうにふにゃりと微笑み 「多朗。久し振りの多朗の中、温かくてうねりながら僕を締め付けて離さないよ」 って実況中継しやがった！ 「余計な事、言うな……」 荒い呼吸を整えながら呟くと、シルヴァがゆっくりと腰を動かし始めた。 「あっ……っ」 枕に顔を埋めて声を上げると、段々と腰の動きが早くなって行く。 腰を掴まれ、バックからガンガンと腰を打ち付けられ 「アァ！深い……ぃっ」 抉られるような感覚の中で、時々当たる場所から全身を貫くような快楽が突き抜けて行く。 俺の反応で、シルヴァが快い場所をガンガンと突いて来て身体が仰け反る。 両腕を掴まれて上体を逸らすように上半身を持ち上げられ、下から突き上げられた。 パンパンと激しく肉がぶつかり合う音が響き、突き上げられて浮いた身体が重力でシルヴァの楔のに突き刺さる。 「アァ！……あっ、あっ、アァ！！」 そのまま持ち上げられ、立ったまま腰を掴まれて最奥を穿たれる。 「無理……もうっ……っ」 立っていられなくなり、崩れるように布団に落ちそうになった俺の身体を抱え、そのまま身体を反転させて布団へと俺の身体を寝かせた。 もう、意識が朦朧としていて何も考えられない。 足を開かれ、膝裏に手を差し込まれてそのまま再び差し込まれる。 「アァ！」 顎を退け反らせて喘ぐと、シルヴァは俺の顎に舌を這わせて吸い付かれる。 「多朗、大丈夫ですか？」 汗を滴らせ、シルヴァが俺の顔を覗き込む。 俺はシルヴァに両手を広げて 「シルヴァ、キス……してくれ……」 そう呟くと、シルヴァが俺を抱き締めて唇を重ね、そのまま奥へと腰を揺らす。 俺が汗で濡れたシルヴァの背中にしがみつくと、段々とシルヴァの腰の動きが早くなる。 動きが激しくなる中、唇が少し離れて 「多朗……もう……」 そう囁かれて、俺は頷きながら 「来い、シルヴァ……中に、中に全部出せ！」 と言うと、シルヴァの腰に足を絡めた。 隙間が無い程にぴったりと身体を重ね、最奥をシルヴァが深く深く穿つ。 「あっ……あっ……あっ……」 シルヴァの背中に必死に縋りつき、動きに合わせるように腰を揺らす。 段々と動きが早くなり、ビクリと腰が震えて大きく最奥へと腰を二、三回突き上げた。 「くぅ……っ」 俺の身体を強く抱き締め、中でシルヴァの欲望が弾けたのを感じた。 「あっ…アァ！」 奥に広がるシルヴァの熱を感じながら、そっと腹に手を当てて目を閉じた。 すると俺の手にシルヴァの手が重なり 「僕達のもう一人の子供が、芽吹くと良いですね」 と囁いて俺の頬にキスを落とした。 「大丈夫だろう？お前と俺の子供なんだから」 そう答え、シルヴァの首に手を回した。 シルヴァはふわりと微笑み、俺にキスをすると 「では……もう一回？」 と聞きながら、胸元に唇を這わせる。 俺は苦笑いしながら、今夜は眠れるんだろうか？と考えながらそのまま2回戦目に突入していった。