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第98話

乳輪を舌先でなぞると、強く吸い上げながら乳首の先端を舌先で刺激している。 「あんっ……」 思わず声が漏れると、シルヴァが母乳を吸いながら胸を愛撫している。 「ちょ……、シルヴァ……。子供は……ぁっ、そんな吸い方しない……」 必死に抵抗してシルヴァの顔を剥がそうとして、余計に強く吸われて腰が跳ねる。 シルヴァは何も答えず、ひたすら黙って胸を吸って刺激してくる。 「んっ……」 胸をずっと愛撫されて、腹の奥が切なくなってしまう。 しかもさっきから、俺の尻にシルヴァのモノが当たっていて尚更、欲しくなってしまう。 そっと髪の毛を撫でて 「シルヴァ……欲しい……」 意を決して言ったのに、シルヴァの野郎はニヤリと笑って 「何を?」 とか言いやがった。 俺はシルヴァの頬を両手で包み 「挿入(いれ)て……シルヴァ」 そう囁くと、シルヴァが前を寛がせて 「う~ん、僕は多朗の母乳を出すマッサージしているだけだからなぁ~。どうしてもしたいなら、多朗が自分で挿入(いれ)て欲しいなぁ~」 とか言いやがった。 俺は自分でパジャマと下着を脱ぎ捨てると、シルヴァに跨ってバッキバキに天を貫くシルヴァ自身を最奥の蕾に当ててゆっくりと腰を落とす。 「あっ……」 シルヴァの肩に手を置いて、ゆっくりと腰を落とす俺の腰を掴むと、シルヴァがそのまま下へと腰を一気に引き落とした。 「アァ!」 仰け反る俺の胸に吸い付き、そのまま腰を揺らして下から突き上げられる。 「あっ……、あっ……」 突き上げられる度に声が上がり、気が付いたらシルヴァの突き上げに合わせて腰を揺らしてる。 「快ぃ……っ、シルヴァ……もっとぉ……」 俺の胸を吸って、腰を軽く突き上げるだけの動きが焦ったい。 「多朗、もっと気持ち良くなりたいなら、自分で動かないと……」 楽しそうに笑ってシルヴァが再び胸に唇を寄せる。 もう、ずっと胸を吸われて痛いくらいになっていた。 でも、確かに軽く胸をさするようにマッサージしながら吸われているので張りが楽になったようにも感じる。 そんな事を考えながら自分で腰を動かしていると、シルヴァの唇が俺の唇に重なる。 舌を絡ませると、ミルクの味が口に広がる。 それが自分の母乳かと思うと、恥ずかしくなってしまう。 するとシルヴァが小さく笑って 「多朗、キスで反応しちゃった?今、締め付けて来たよ」 そう言いながら、俺の顎に唇を這わせて下から激しく突き上げてきた。 「アァっ!」 甲高い声を出すと、俺の口を押さえて 「ダメだよ、多朗。そんな声を出したら子供が起きちゃうよ」 と囁いて俺の口の中に指を突っ込んで来た。 下から容赦無く突き上げられ、浮いた身体を強引に腰に置かれた手が引き戻す。 シルヴァに抱き着いて、お互いに貪るように唇を重ねる。 お互いの荒い呼吸が響き、ギシギシと長椅子が悲鳴を上げている。 「シルヴァ……もっと、もっとぉ……」 自分でも腰を激しく振って、胸を激しく愛撫するシルヴァの髪の毛を握り締める。 シルヴァの動きが早くなり、俺も高見へと快楽を求めて腰を激しく動かす。 「多朗……もう……」 「シルヴァ……快ぃっ!もう、イクッイクっ……イクッ!」 身体がビクンと跳ねて、お互いの腹を俺の吐き出した欲望が汚す。 そして俺の腹の中でシルヴァの欲望が爆ぜて、シルヴァの熱が腹の中に広がる。 荒い呼吸をしながら見つめ合い、俺達は唇を重ねた。

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