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4th Crime 22

「綺麗だな…」  思わず漏れた暁の声に、志月の顔が更に赤くなったのが月明かりでも分かる。 「は…ずかしい…よ、暁…」  しばらくじっと見つめられて、志月は目をギュッと閉じて首を横に向けた。そんな志月の頬に暁は手を当て、ゆっくり正面を向かせる。 「大丈夫、俺も見せるから」  暁は横たわる志月の足を跨いで膝立ちになると、着ていたシャツを脱いだ。その姿に志月の心臓がまた大きく跳ねる。自分とは比べものにならない逞しい男の身体がそこに在る。胸や腹に均整の取れた筋肉。志月はそっと手を伸ばすと、暁の腰のあたりにまであるタトゥーに触れた。 「は…」  暁が短く息を吐いた。 「すげえな、本当に好きな人に触られるだけで、こんなビリビリ来るんだな」  本当に好きな人という言葉に、志月の胸がぎゅっとなる。頭が暁でいっぱいになる。  暁が履いていたジーンズのボタンを外して下着ごと下にずらす。窮屈な場所から解放された昂ぶったものがそこに在った。  志月がゴクリと唾を飲んだ。 「怖いか?」  両手を志月の顔の横に着き、顔を近付けて暁が聞く。  怖くないと言えば嘘になる。志月にはこれが初めての経験で、どうすればいいのかも分からない。でも…。

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