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「な、なんで……おまえっ、性格ちがくない、か?」 「性格ですか? 俺は元々こうですよ?……やられた分はきっちり取り返す主義です」 「……そんな、のいままでっ」 「アンタが知らないだけです」  そう言われたら、それまでだけど……でもこんな、猫の被り方は反則だろ!  スパッと切り捨てるように返されるのは、ただひたすらにこわい。とても太刀打ちできそうにない。  抵抗なんてしたら殴られそうな……いや殴られるだけで済めばいいけど。なにをされるのか想像できないよりは、したくない。  とにかく涙なんか見せたくなくて、くちびるを噛みしめる。再度、その顔をにらむ。 「それより、プラス2週間分のツケも上乗せしていいですか?……辻元センパイ?」  でも守屋は心底たのしげに、俺を見返した。  野性的な雰囲気のくせに、どこか綺麗な顔――自信に満ちた、強者の顔。  この顔に一目惚れした人間が抗える術なんて、どこにもなかった。 「もっと足ひらかないと見えませんよ?」 「やっ、やだよっ! これ以上は、やだ……っ」 「嫌ですか?……じゃあ、もっとひらいて“自分で”支えてください」 「ちょっ……や、めっ!」  閉じていた膝を強引に割られたあげく、手をつかまれて自分で片足を持ち上げさせられた。  何もつけていない隠していた部分に部屋の空気が触れて、ぞわっと首すじが音をたてる。 「はやく済ませたいなら、言葉には気をつけたほうがいいですよ?」 「……っ、わ……わかった、よ」  抵抗を許さない言い方に、悔し涙が目尻にたまる。まばたきしたら落ちそうだけど、反応をたのしんでいる守屋の思うツボだからそれはこらえる。  でもすでに、十分いいようにはされているけど……  布団はどかされたし、制服のズボンも脱がされた。股をひらいただけじゃなく、片足を自分から持ち上げて。まる見えな下半身を守屋にさらして。  そのうえ、もう片方の手で“自分の”を擦っているなんて……悲愴感ハンパない。

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