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「あ……あっ……ン、なか……すご、い……っ」 「うん……俺のことすごく、締めてきますよ……」 「ン、あっ……き……きもち、いい?」  あからさまな気はするけど、勇気を出して言葉にしてみる。  守屋はいつもなんのためらいもなく訊いてくるけど、きっと恥ずかしくないんだろうからホント生意気だよな。  でも―― 「……すげー気持ちいい……ですよ」  そんな守屋でも、答える側なのは恥ずかしいらしい。すこしだけ言いよどむ守屋の目許は、ちょっと赤みが濃くなった。  そんな見たことない守屋も、やっぱり……すきだなぁと、思う。  照れ隠しなのか、守屋は俺のいちばん敏感な部分をグリグリ抉るように腰を押しつけてきた。息が止まりそうに気持ちよくて快感にも負けそうではあるけど、たしかめたい欲求がくちびるを動かす。 「ンっ……俺の、ことすき……?」 「すきですよ、当たり前でしょう?……つか、あんま煽らないでください……」  抱きついている手の下で、守屋の背中がぐっと強張った。なかを突く動きが短く深く、等速になっていく。  イキたい身体が本能的にする腰つきに、限界が近いのがわかる。 「い……イッて……誓」  言い慣れない言葉に、すごく露骨な言葉に、声が震えて掠れるけど。  汗で乱れた短い前髪も、こらえてキツくなる眉根も、苦しそうに閉じそうな目許も、ためいきみたいな甘い吐息も、なにもかも。  やっぱりすきで、すきで、それ以外にない。だから、ぜんぶ―― 「俺の……なかに、出して……っ」  頬を両手ですくって、脚をからめて抱き寄せて。  合わせるように腰を揺すりながら……守屋をねだる。 「――真尋さん……」  そんな俺を熱っぽい瞳に映しながら。息をとめて、一度だけ大きく震えて。守屋は俺のなかに、ぜんぶを注いでくれる。 「んっ……く、ぅ……っ」  あつく、こぼれてくるトロっとした感触が、肌を流れて伝い落ちる……  満たされてこみあげてくる感覚に、俺も残りのぜんぶをあふれさせた。

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