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「ん……最後までして?」 「そんな良い子には、やっぱりお仕置きです」 「なんでだよっ!」 「俺が真尋さんに負けるからです」 「……もう、やだ……」  これは、あれだ。『可愛さ余って憎さ百倍』というやつなんじゃ……  そんな理不尽を一心に受けるのは、でもやっぱり悪くないかなと思ってしまうから。  ――これが“惚れた強み”ということにしておこう。  >>>next

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