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結局そのあと、床にも押し倒されて「好きにしてって言いましたよね」を武器にされて。イカされまくり出されまくりの、いつものパターンに落ち着いた。
焦らされた腹いせが上乗せされた分、ネチネチされたのは言うまでもない……
「……もっと足ひらかないと見えませんよ?」
「っ、やだよっこれ以上は、やだ……っ」
「嫌ですか?……じゃあ、もっとひらいて自分で……」
「ちょっと待って! なんか、デジャヴ!」
いつかの示談交渉が頭をよぎるから思わず叫ぶ。なんでまた俺が見せる流れになってんの!
「たまには見せてくれてもいいじゃないですか」
「後始末なんて見せるもんじゃないだろっ」
守屋が持ってくれているティッシュを大量に引き出しながら、不服そうに俺を見てくる顔をにらみ返す。俺の前に膝をついている守屋は、それでもたのしそうに――それこそあの時のように意地悪く見返してくる。
ベンチの上に開脚で座らされている俺は、今日何度目になるのかわからない涙を浮かべた。
「ていうか、やりづらいんだよ……この体勢」
かき出すにしても腹に力を入れて出すにしても、立ってやるほうが俺はラクなんだけど……
「なら、俺がやりますよ」
「ちがう!……ひぃ、ちがっ……そういう意味じゃなっ」
すこしだけ自分でひらかせていた粘膜に、つっぷり守屋の指が入る。揃えた指がこねるようになかを進んで、指先をちょっと曲げられた。
「ぅん……っ」
「エロいからこらえないでください」
「じゃ、あっ……やめてっ、ください……っ」
「お断りします」
「あっあっ……た、れてるっ……下、汚れっ……んぅっ」
たのしそうな笑みと言葉でも、指の動きはどこか事務的な感じがする……はずなのに。
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