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ロブロイ ②
「面白れぇ……」
「あっ、ちょっと! 理人……っ」
理人はグラスを持ったまま席を立つと、ナオミの静止を無視して男の隣に腰を下ろした。
身長は180cmはあるだろうか。瘦せ型ではあるが肩幅が広く、シャツの上からでも鍛えられているのが分かった。
男はくっきりとした二重瞼で、すっと通った鼻筋に形のいい唇をしている。いかにも優男と言った風貌だが妙に男の匂いというか、性的な魅力を惜しみなく垂れ流している男に理人は興味を覚えた。
「キミ、名前は?」
「あ? 名前なんて何でもいいだろ。どうせ一晩限りの付き合いだ。必要ねぇ」
「フッ、つれないな」
「そんな事より、楽しませてくれるんだろうな?」
理人はグラスに口を付けながら、挑発的な流し目を送った。男は一瞬驚いたように目を見開いてから、すぐに余裕の笑みを浮かべて理人の腰を引き寄せると、そっと耳元に囁いた。
「もちろん。――天国を見せてあげますよ」
「言うじゃねぇか。気に入ったぜ」
理人は満足そうに笑うと、相手の男と差し出されたグラスをぶつけ合い一気に飲み干した。
******
バーを出て、すぐ横の歓楽街へと足を踏み入れる。五月蠅いキャッチを適当にいなしホテルに着くと慣れた手つきで部屋を選んだ。
「随分と手馴れてるんですね」
「……積極的なのは嫌いか?」
部屋に着くなり、邪魔な服を脱ぎ捨てる。露わになった理人の裸体に男は喉を鳴らした。
「凄い腹筋ですね……、バッキバキじゃないですか……」
「鍛えているからな。そんな事より、お前も脱げ」
理人は躊躇することなく、ベッドに腰掛けながら男のズボンに指をかける。
「……っ、」
「何だ、照れてんのか? 可愛いな、お前」
クスリと笑ってから下着まで全て取っ払うと、目の前に現れたモノを握り込み上下に擦り始めた。
「……っハハ、随分立派過ぎるモン持ってるじゃねぇか」
軽く触れただけでびくりと震え蜜を先端から溢れさせる。今まで沢山の男のモノを見てきたが、ここまで大きいのは見た事がない。
理人はそこに唇を寄せると躊躇いもなくソレを咥え込んだ。
「っ、あ……ちょっと! 何やって……」
「くそ、でけぇな……」
ジュプジュプと音を立てながら頭を上下させ、届かない所は手で扱いてやるとモノは簡単に大きくなっていく。
これで突き上げられたらどれだけ気持ちがいいのだろう? 想像するだけでゾクゾクと身体が震え、早く欲しくて堪らなくなる。
「ちょ、マジ……アンタどんだけ……っ」
「俺を……愉しませて、くれるんだろ? ほら、早く……っ」
理人は口の端から垂れる唾液を腕でぬぐい取ると自ら男にまたがって位置を合わせ、ゆっくりと腰を落とした。先ほどから疼いて仕方ないソコは、絡みついた唾液と相手の体液が潤滑剤代わりになって少しずつ体内に埋め込まれていく。
「ん、は……っあっ……」
理人は、この瞬間が一番好きだった。自分が喰われる番だと震えている男の上に跨って腰を振った時の驚きに満ちた表情。
男を知らない無垢な身体を好き勝手に弄ぶのは最高にゾクゾクする。
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