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ギブソン ⑪

「……どうしようかなぁ? あ、そうだ、さっきの東雲さんって人……理人さんとどういう関係なんですか?」 「っ……は?」  突然何を言い出すのかと振り返ろうとすると、瀬名の指先がつぷっ、とナカに入り込んできた。 「ひゃっ……! んんっ……」 「ちゃんと答えられたら、もっといいモノで激しく突いてあげますよ」 「あっ……、はっ……なんで、そんな事……っ」 「ねぇ、あの人彼氏ですか? それとも、セフレ? 随分挑発的な目で僕を見てましたけど……?」  瀬名は2本に増やした指で理人の中を弄りながら、更に問い詰めてくる。 「っ……んなわけねーだろ」 「じゃあ、セックスしたことは?」 「あ……っんぅ……っ」  ぐちゅり、と瀬名の指が前立腺を捉えて押し上げる。甘い痺れが全身を駆け巡り、理性が徐々に溶かされていくようだった。理人は快感を逃がすように身悶える。 「ああぁっ……! やめっ……そこっ」 「質問にはきちんと答えてください。じゃないと、今日はもうこれで……」 「あ、んっ……ある、でも、一度だけ……だっ!」 「本当に? 理人さんって案外誰とでも寝る淫乱だからなぁ」  瀬名はわざとらしく言って、さらに奥へと指を埋め込んでくる。 「ぁあっ! 違っ……んっ、ほんとに……それだけ……っ」  ずぶっ、ぐちっ、ぬちゃっ。厭らしい音を立てて内壁を擦られ、理人は枕を握り締めて喘いだ。  その拍子に、枕の下からピンク色の筒状の物体がちらりと見える。瀬名は一瞬動きを止めると、それを引き抜き、わざと意地の悪い笑みを浮かべて言った。 「へぇ……こんなもの枕の下に隠してるなんて……ねぇ、理人さん。これ……何?」 「え……?」  カチッとスイッチを入れると、ヴヴ……というモーター音を響かせながら小刻みに震え始める。 「そ、それは……っ」 「理人さんの部屋って……探したらこう言うの沢山持ってそうですよね……? 何処にあるのかなぁ?」 「……っ」 「教えてくれないと、今夜はイかせてあげませんよ?」  瀬名はニヤリと笑ってローターの振動を理人の胸元に押し付けた。 「んっ……! なぁ、もう……やめっ……」 「なら、早くコレの在処を教えて下さい。あるんでしょう?」 「それは……っ」 「……強情ですね」  瀬名はローターを後ろの窄まりに持っていき、縁に当てた。理人はビクリと身体を震わせる。 「ひぅ……っ」  そんな所、絶対に見られる訳にはいかない。だが、これ以上抵抗すれば、確実に挿れられてしまうだろう。 (どうする……?)  焦れば焦るほど思考が働かない。そんな理人の反応を楽しむかのように瀬名は後孔の周辺を緩慢な動作で撫で回し、時折掠めるようにして中へと侵入させる。 「んっ……ぁっ……んんっ」  理人が堪らず腰を引くと、再び縁を弄られる。じわじわとした焦燥感が湧き上がり頭がおかしくなりそうだった。 「はぁ……理人さん……」 「ぁうっ……」  瀬名は吐息混じりに名前を囁くと、理人の腰を抱き寄せて耳殻を舐めた。生暖かい舌が這わされ、鼓膜に直接息を吹き込まれる。ぞくぞくと背中が粟立ち、何も考えられなくなる。 「理人さん……ほら、言わないとずっとこのままですよ?」 「……っ」  瀬名の指が僅かに沈み込み、ローターの振動が直腸に伝わる。たったこれだけの刺激なのに、快楽を覚えたそこはもっと大きな刺激を求めて疼いていた。

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