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キャロル ⑩
「理人さん、ここ好きでしょう?」
瀬名はそう言うと腰を掴んで小刻みに揺すり前立腺を集中的に攻め立ててくる。
「あっ、く、ぁあ! ソコ、ぁあっ! や、ダメ、だっ、気持ち……ぃいっ!」
ぐりぐりと刺激される度に強烈な悦楽が電流のように身体中を駆け巡り、目の前で星がチカチカと瞬いた。
自分ではどうすることも出来ない快感に急速に射精感が高まっていく。
「ハハ、腰ビクビクさせて、中の締め付けも凄いですよ、そんなに好きなんだ?」
理人が感じる場所を執拗に責めながら瀬名は意地の悪い笑みを浮かべる。
その表情にすら欲情してしまい、もっと酷くして欲しいという欲求が一気に膨れ上がっていく。
理性とは裏腹に身体はもっと強い快感を求めていて、瀬名の動きに合わせて無意識に自分からも腰を振っていた。
そんな理人の様子を見て瀬名は更に追い討ちをかけるように乳首を摘んできた。その瞬間、頭の中で何かが弾けて一気に絶頂へと上り詰める。
「んんっ、はぁっあっ、や、無理、イく、ああっ! 待て、ああっ!イク、イクっ!!!」
「っえ、もう? 早くないですか?」
「や、違……っ、イくっイく――っ!!!」
瀬名が驚きの声を上げたが、もう遅い。理人は背中を戦慄かせ、中をきつく締め付けながら絶頂を迎えた。
しかし、放っても身体の火照りは収まらず、荒い息を吐きながら腰を揺すって強請るように瀬名の腕を引いた。
「はぁ、もっと……」
「え?」
「足りない……身体が熱くて堪らねぇんだ……もっと激しくしていいから……早く……もっと、欲し……っ」
理人の痴態に煽られ、瀬名が猛然と腰を使い出した。
「ぁっ、ぁあ! んぁっ、はぁ、んっ、ぁあ!」
達したばかりの身体に激しい律動が繰り返され、脳天を突き抜けるような快感に思考が蕩けていく。
「ねぇ理人さん、今自分がどんな顔してるかわかります? 涙と唾液でどろどろで最高にエロい」
瀬名は舌なめずりすると獣のような瞳で理人の瞳を見つめてきた。その瞳に射抜かれて、胸が激しく高鳴って行く。
(やばい……これ、癖になりそう)
「っ、ぁ……っんんっ!!」
瀬名は理人の膝裏を抱えて肩に乗せると真上から一気に貫いて来た。その衝撃だけで軽くイってしまい、白濁が二人の腹部に飛び散る。
「理人さん、今イったんですか? すごい……僕まだイってないのに、僕が動く前にイっちゃうなんて……さっきからイきっぱじゃないですか」
瀬名はクスリと笑うと腰の動きを再開させた。
「ひ、ぁっ、んんっ!わかんね、 ぁああっ! イったばっか、だから……ぁあっ! ま、て……っ」
「待てない」
瀬名のモノが抜けるギリギリまで引き抜かれたかと思うと、次の瞬間には最奥まで穿たれて、激しいピストン運動が開始される。
「やぁっ、激し……っ! んぁっ! らめ、あっは、また、クる……っぁあ! 出るっ!」
「はは、らめって、呂律回ってないじゃないですか、ココ突かれるの好きでしょ沢山イっちゃっていいですよ」
「あぁっ、んんっ、ぁあっ!」
ガツンガツンと容赦なく奥を突かれて頭がおかしくなりそうだ。瀬名の剛直が内壁を擦る度に絶頂感に襲われて、性器からは絶えず透明な液体が吹き出している。
こんなに連続で何度もイカされた事など無くて、快楽に脳が麻痺してしまいそうになる。
それでも瀬名はまだ足り無いのか更に激しく動き始めた。
もう、何が何だかわからなくて、普段なら絶対に口にしないような言葉が次々と口をついて出てくる。
「あぁっ、イイ……っ! そこ、好き……っ! あぁっ、んんっ! 瀬名、ぁっ! もっと……っ」
「理人さん……っ」
瀬名が理人の首筋に噛み付く。痛みすら快楽に擦り変わり甘い嬌声が口から零れる。
「やば、……止まらない……理人さん……理人さん……っ」
「あぁっんんっ! はぁっ!……っあ!んんっ!あぁっ! やら……っもぉ、やらぁ……っ」
「はは、嫌だって言いながら自分で腰振ってるじゃないですか、気持ちいいんでしょ? ほら、理人さんの気持ちいい所、僕のでゴリゴリしてあげますよ」
「んんっ、ぁあっ、気持ちいい……っこんなの、気持ち良すぎて、ぁあっ! おかしくなる……っ!」
「理人さん……っ」
瀬名に腰を掴まれて激しく突き上げられる。もう自分の意思では腰を動かす事もままならず、されるがままに喘ぎ続けた。
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