4 / 7
第4話
部屋に通され、モデルルームか、てな室内に再び立ち尽くしている俺。
紳士は冷蔵庫から飲み物を取り出し、テーブルに並べ、購入したDVDをセットし始めた。
と、そこまでだった。
「じゃ、先にシャワー浴びるから、寛いでて。それ見ながらさっきのバイブでオナッてても構わないから」
かあっ、と羞恥で顔が熱くなりつつ、テーブルへと向かい、座り、大画面で垂れ流しのゲイビに目を向ける。
....最初の演技は飛ばしたいなあ、と、リモコンを探し、フェラシーンから再スタート。
こんな大画面でゲイビ鑑賞とは...迫力ある。
「....やべ、勃起した」
次第にケツが疼き出し....何処からとも無く、シャワーの音がする。
紳士に言われた通り、バイブ、突っ込みたいな...突っ込んじゃおうかな....。
帰宅したら、速攻、試すつもりだったし。
でも。
「....初対面の人にアナニー見せる、て、なんだかな...」
やっぱり恥ずかしい....。
テーブルの上のビールを空けてグイグイ飲んだ。
「大丈夫?」
振り返ると、腰にタオルを巻いた紳士が立っていて、俺を見て、微かに口角が上がっている。
「え、あ、はい...て、何がですか?」
「いや、腰クネクネさせながら、ゲイビ見て、ビール飲んでるから。君もシャワーを浴びて来るといい」
浴室を案内され、タオルを渡された。
「あ、そうだ。浴室で抜かないでね?」
見抜かれてた。
一応、自宅でシャワーは済んでるけど、これまた広くて清潔感のある浴室でシャワーを浴び、部屋へ戻る。
大画面のゲイビを見ながら、腰に巻いていたタオルは無く、全裸で正面のソファに座り、片手にはビール、もう片手で勃起を扱く紳士の姿に、シャワーを浴びて、一旦、静まった股間が、再びタオル越しに元気になった。
....デカい。そして、エロい。
思わず、生唾を飲んだ。
「ああ、浴びて来たかい、おいで」
隣に促されて、おずおずと隣に座ると、腰に巻いていたタオルは剥がされた。
「そうそう、今日、オナホールを買おうと思ってたんだが、これ、てのが無くってね」
「オナホール、ですか?」
きょとん、とした俺の肩に手を回し、紳士が微笑んだ。
「さ、行こうか」
いきなり、紳士は俺を横抱きに抱えて持ち運び始め、体が宙に浮いた。
咄嗟のことに言葉が浮かばず、胸板が厚く、男らしさの塊のような彼の腕の中、あっという間に寝室へと運ばれた。
ともだちにシェアしよう!