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第6話

幼馴染の唯人は俺の自宅の部屋が防音なのを知っている。 ある日、学校から帰宅した俺は、自室のベッドで、クラスメイトのアルファとセックス中の唯人と出くわした。 「 何やってんだ!」 一年前、当時、高一だった俺たち。 てっきり、唯人がレイプされてるのか、と思った、が、 「 晃もおいでよー、三人でしよっ」 クラスメイトの貴史と繋がったまま、ヘラヘラと快楽に歪む、ピンク色の頬をした唯人に手招きされ、レイプでは無いことを悟った。 「 晃の部屋は防音じゃん?うちは違うから...」 それを機に、唯人には前もって連絡したら、一時間、一万で部屋をレンタルすることになった。 三人のベータやアルファと4Pをしている時は、ヘッドフォンをし、デスクで勉強し、裕一という恋人も出来、唯人の声を聞かさないよう、注意しながら、連絡を取り合った。 唯人のお陰で恋人を失った俺は怒りを唯人にぶつけた。 が、こいつは感じるだけ...。 犯すだけ無駄だ、と思うのに、何度も唯人を犯し、中だけでは無く、顔や身体中に射精した。 もう何回目になるか、わからない行為、ようやく、唯人が気絶した。 俺はベッドで気絶している唯人を放置したまま、テーブルに置いた、スマホを手に取った。 裕一はやはり、電話にも出ず、メールも既読にはならない。 「 ほら、起きろ、唯人」 全身、俺の精子を浴びて眠る唯人を揺らす。 「 ん、んー...」 「 帰れ。シャワー勝手に浴びてこい」 「 んー...お腹すいた...」 ごろん、と唯人は起きず、寝返りを打ち、むにゃむにゃ言ってる。 余計に腹が立った。 「 お前のせいで、振られたんだぞ」 「 ....だから、なに?」 不意にまたごろん、と寝返りを打ち、唯人は俺を見上げた。 「 あっちが勝手に誤解しただけじゃん。でも、ま、既成事実になっちゃったけど」 笑顔の唯人に腸が煮えくり返る。 「 ....シャワー浴びるぞ、唯人」 「 ....一緒に?」 キッチンやリビングとは逆方面にある浴室へと脱いだ服を持ったまま、並んで歩く。 「 久しぶりだね、一緒にお風呂とか。幼稚園ぶりくらい?」 俺は無言だった。

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