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ラブ・コール 19

 少し汗ばんだ想の素肌は、しっとりと気持ち良かった。  上気した頬も潤んだ瞳も、全部全部、透明感があって綺麗だ。  俺の身体を使って下半身同士を擦り合わせると、想の欲望も少しずつ淫らに勃ちあがってきた。  いつも控えめで清楚な男の熱を直に感じ、溜まらない気持ちになった。  確かに俺に欲情してくれている。  同時進行で、想の中の俺のものも、再び嵩を増した。  身体の中でムクムクと存在感を増すものに気付いたようで、目を見開く。 「しゅーん、あ……っ もう……こんなに大きくなって……」    それが嬉しくて、想の身体をグイッと抱き起こした。  繋がったまま足を大きく開かせて、シーツの上で俺の膝を跨がせると、想はハッと息を呑んだ。 「あっ……こんなかっこ……や、無理だ」 「大丈夫だ。もっと気持ち良くなろう。なっ」 「あ、あ……な……なに?」  掴んだ腰を落とすと結合がぐっと深くなったようで、「うぅ……う」と薄い肩を揺らして悶える。  その後は「あっ……あっ……」と可愛い声を沢山聞かせてくれるようになった。  想はもう何も隠さない。  いつの間にか時間が経過したようで、部屋がオレンジ色の光線に包まれていた。  想の火照った身体も、美味しそうな色に染まって行く。  まるで南国の果実のように熟れた粒に舌を這わせると、想が「んんっ……ん」と艶っぽく啼く。  腰をしっかり支えて、ズンっと下から突き上げる度に、蜜がとろりと溢れる。 「想、気持ちいいか」 「あぁ……もう……もうっ……だめ……」 「よし、一緒に行こう」 「ん……しゅーん……」  想の慎ましい乳首をキュッと甘噛みすると、淫らな表情で仰け反った後、俺の首に手を回ししがみついてきた。  こういう仕草も何もかも、本当に淫らで可愛いな。  愛おしさが増す。 「怖くない、怖くないよ。大丈夫だ。俺と一緒だから」 「うん……うっ……あっ……あ……」  深く長く突き上げると、想は一瞬強請るような表情を浮かべた直後、ピクピクと震えながら精を放った。  中が信じられない程きゅうっと締め付けられ、俺も我慢出来なかった。 「くっ」  ……誘われるように、俺も想の身体の最奥に、熱い飛沫を解き放った。 「ああ……想、大好きだ。愛している……」  崩れ落ちそうな身体を強く抱きしめて、想の耳元で囁くのは、とびっきりの愛の言葉。  これが俺たちのラブ・コールだ。 「しゅーん、僕も……駿が大好きだよ。愛している」  互いに交わすのは、愛の告白。  信じられない程の快楽の渦に巻き込まれるように、そのまま二人でベッドにドサッと倒れ込んだ。  

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