だから俺は素直に反応した。その方が昂平ももっと興奮してくれる、と思ったから。 ま、単純に気持ちいいんだけどさ。 「アッ、アッ……昂平、昂平……」 「理音、可愛い！可愛すぎるお前、ヤバイ」 「んぅ、こーへぃ…ッ」 昂平の手がスルスルと下半身に伸びていき、勃ちあがっている俺のモノへとたどり着いた。優しく握られて、先端を指で撫でられる。 「ココもほら……もう、すごく濡れてるじゃないか。どんどん溢れてくる……期待してるのか？」 昂平の、片手でバレーボールを簡単に掴める大きな手で握られていると思うだけで興奮する。 「ああっ！してる……ッ！もっと俺を触って、昂平！」 「ああ、触ってやるよ、理音。お前の好きなだけ……！」 激しく上下にしごかれた。いきなりの大きな刺激に、俺の身体は激しく揺れる。 「アアッ！そんな、激しくしたらすぐイッちまうってば！」 「いい。俺の手の中でイけ、理音！」 「俺一人じゃやだっ！昂平のもいっしょに…！」 そう言ったら、昂平は少し考えて……自分のモノと俺のモノを同時に握りこみ、しごきだした。 なにこれ、めちゃくちゃ気持ちいい！やばい！すぐイク！！ 「ああぁっ！昂平、昂平！」 「くっ！理音……！！」 俺たちは、数秒後に同時に精を吐き出した。 「ハー、ハー、ハー……」 「ハァ、ハァ、早ぁ……」 「うるさい」 少し茶化すように言うと、昂平も返してくれた。一度射精したことで、身体も精神も少しだけ落ち着いた気がした。