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第114話

* 理音は女じゃない―― 宇佐木が言っていた意味がようやく分かった。今頃分かるなんて、本当に俺は勉強が出来る馬鹿だと言われても仕方がない。 俺が我慢していたぶん、同じように理音も我慢していたということ。 なんてことだ!!俺の地獄のニ週間は一体!! でも、色々男同士のやり方を調べるには必要な期間だったかもしれない。なるべく理音に負担はかけたくないから、ネットで調べたり、恥をしのんで宇佐木に聞いたりして、俺は色々と勉強していた。 まず購入したのはローション。そして、コンドーム。 買うときにどんな顔をして買えばいいんだ!?と思ったが、真顔で堂々と買えば案外平気だった。恋人が男だとは店員も気付くまい、と。 でも、ローションを使ったからといっていきなりソコが柔らかくなるわけじゃない。時間をかけてゆっくりじっくりほぐしていかないと、到底俺のモノは入らないだろう――と。 そこは俺(という童貞の)腕の見せどころというか、理音への愛で頑張るしかない。俺は、理音に痛い思いはさせたくないから。 初めてだと難しいかもしれないが、できれば――気持ちよく、なってほしい。 一回出しただけで満足できるほど俺の性欲は枯れてないので、再びキスを仕掛けて、理音の性器を握って刺激した。 「あっ、あっ、んん、昂平……!」 理音は可愛い声をあげて、俺にしがみつく。その声を、姿を見るだけで、俺のモノも再び元気になってくる。 夢にまで見た、理音の痴態……いや、可愛い姿。しかも俺の手でこうなってると思うと言葉にならない……っっ さっき理音は感動してる、と言ったけど、俺は感動は更にその上をいく!! というか、理音は何に感動してたんだ? まあ、いいか。 とりあえず理音、可愛すぎるぞぉぉぉ!!!(色々と残念な昂平君) このままずっと俺の手で翻弄される理音を見ていたいが、俺自身も結構ギリギリだから、とりあえずそろそろ本番へ移ろうと思う。 「理音、指、いれるぞ。腰あげてくれるか?」 「うん……」 緊張している理音にキスをしながら、ゆっくりと四つん這いにさせて、腰を高くあげてもらった。用意していたローションをベッドの下から取り出して、俺はそれを自分の掌にドロッと出す。少し温めたあと、理音のソコへぐちゅ、と塗り込むと、人差し指をゆっくりと挿入した。塗り込んだ瞬間に理音の身体が一瞬硬くなったので、ギュッと後ろから抱きしめた。

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