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理不尽な現実 22

その後は例に漏れず、再び部屋に訪れた兄が、「粗相をしてしまう子には、服は必要ないよね」と言い、一旦両手首の縄を外し、浴衣を脱がされてしまった。 だが、自身が失態を犯した不快さが拭われ、脱がされた際に擦れる感触が気持ちよく、身を震わせたものだから、呆れた兄は、「これも必要ないね」とタンポンを抜き取った。 「んんッ! そこ、はぁっ!」 僅かな正気で言い返そうとしたものの、聞いてくれることはなく、両手を後ろ手に、下ろした両足を今度は、首に繋げた余った縄に、胡座をかく形にし、縛った。 これで終わりかと思いきや、足の部分に新たな縄で、縛り、繋ぎそれを片足ずつやった時のように、天井部の木に縛り付けた。 その際に臀部をも天井に向けるような格好にされ、兄からは性器が丸見えとなった。 体勢がきつい。 「きついの? でも、葵が悪いことをしたのだから、このぐらいの罰を受けてもらわないと。けど、良かったね。もし、血が零れてきても、排尿で洗い流せるのだから」 なんてことはないというような口調で話す兄に、またしても葵人は、聞く余裕すらもなく、未だに震えるバイブに喘いでいた。 「じゃあ、終わるまでその格好で」 その宣言通り、食事を摂らされる以外はその格好にさせられ、敷かれていたペットシートを汚しては、兄に臀部を叩かれる日々を送らされた。 そして、身体の不調を感じなくなったと同時に、兄のモノで散々突かれることとなった。 ということは、生理が終わって、溜まりに溜まったお仕置きをされる日々が始まるという合図。 今回は、前の責めもあって、今まで以上に何度も強制絶頂をさせられる羽目となった。 嫌だと思って、腰を引こうとしても、身動きが取れないぐらいにがっちりと縛り付けられ、行為をされている時に意識が飛びかけても、奥深く貫かれて、無理やり起こされては、犯されていった。 葵人の意思とは関係なく、碧人の機嫌が治まるまで犯され続ける日々に、いつしか葵人は、自分が悪いのだと責め、壊れた人形のように「ごめんなさい」とぶつぶつと呟くようになっていた。 そうして、ようやく満足したらしい碧人のが、後孔から抜けた瞬間、葵人はぷつりと、意識を失った。

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