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改淫な贈り物 1

それからは、風呂に入る時は恥毛を剃られ、尿道バイブ付きの貞操帯を装着されたまま、犯される日々を送らされてしまった。 大人である証を剃られ、男である証の恥部を戒められ、何もかも兄に管理されていく自分は、兄なしでは何も出来ない身体へとなりつつあった。 犯した、償いきれない罪を償っていく毎日を。 今日とて、無理やり意識を起こされ、風呂場で剃毛され、無限の快感地獄を味わっていた最中のこと。 「そろそろ、これを取ってしまおうか」 「ふっ!」 鏡の前で犯されている自分を半ばの意識で見つめていると、背後に葵人を抱きつく形でいた碧人が、そう言って、葵人の男らしくもない左乳首をつねるように摘む。 兄が摘んでいる部分、それは葵人が知らない間に付けられたピアスらしき物。 いや、恐らく、五年をも身動き出来ない時に無くしてしまった記憶にあった、決して忘れてはいけない出来事であったもの。 このように、何度も自身の裸体を鏡越しに見ている時に、そこもついでのように見てはいるが、どうして、ここにこれが付けられているのか、全くもって憶えていない。 ぼんやりと何かを思い出そうとした時、それをかき消すかのように、兄が強くつねる。 「んぅっ!」 「夫婦の儀式の時、本人の目の前で、こっちの乳首のを取ったのは憶えている……?」 「ふぅ、っん!」 「もう一つは二人きりの時で、とは言ったけど、やっぱり、あの時に乳首を引きちぎってもいいから、取っておけば良かった。見る度に、憎たらしい者の顔が浮かぶ……」 「んふっ!」 「葵の晴れ姿を見せつけてやろうと呼んだのだけど、やっぱり、見るだけでも激しい憎悪がする……」 「んっ、あッ!」 「……ま、その分、痛めつけているのだから、いいけど」 「は、ぁ……。……っ」 夫婦の儀式の時は、途中で発情してしまったから記憶がほぼないし、兄が何に対してそんなにも憎悪を抱いているのかは分からないが、八つ当たりのようにピアスごと乳首を引っ張り、ちぎられてしまいそうで、ぞっとさせた。 ところが、その恐怖も、性感帯である部分であるからか、快感に身体が打ち震えるほどに悦んでしまっているのだから、始末に終えない。 あれから射精()させてくれなく、ただ疲労する身体を碧人に預けた葵人の乳輪を指でなぞる。 腰が砕けてしまいそうにぞわぞわとした感覚を味わっていると、「また葵人が取って」とその乳首ピアスを弾く。

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