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改淫な贈り物 3

「あっ、……──っ!」 急に碧人が、自身の方へ向かせたことにより、繋がれていた部分に強い衝撃が走り、声にならない嬌声を上げた。 「それとも、やっぱり僕に取って欲しかったのかな……? そうだとしたら、嬉しいな」 「ふっあっ!」 ぺろり、とピアスが外されていた左乳首を舐められ、背筋がぞっとする。 「けど、あいつの物だから、赦さない」 「んひぅ!」 強く噛まれ、後ろへと倒れてしまいそうなほどに、自分の意志とは関係なく、身体が反応する。 兄に支えられていたから実際には倒れなかったものの、しかし、そのせいで、執拗に噛んでくる兄の責めに身体を震わせることとなってしまった。 「んぅっ! ふ、んッ! あ、っ! あっんぅ!」 乳首がちぎれてしまいそうなぐらい強く噛んでくる。 痛い。痛い、のだけど、もっと強く噛んで欲しい。 そう思っていた時、腰を緩く揺すり始め、また違う快感を得られることに嬉しくなり、我を忘れて、葵人自らも腰を振った。 「ふぁ、あっ! んッあっ! んっ! ふっ、んっ! あっ、あっ!」 下も上も同時に責められて、喘がないはずがない。 風呂場で部屋よりも響くことを気にすることもなく、その声でより高まらせていく。 「自ら、振って……、お風呂場、なのに……っ、そんなにも、やらしい、声……出して……っ。そんなにも、罰せ、られたい……っ?」 「うっん、ふっ、 んっ!」 兄の言っていることが一切耳が入らない。なのに、必死になって、こくこくと首を縦に振った。 それを見た碧人は不敵な笑みを深める。 「そう……。じゃあ、痛くさせてあげる」 「〜〜!!」 腰を激しく揺らしたのと同時に乳首に、電気が走ったかのような、強い痛みが走った。 貞操帯していなければ、今頃、射精をしてしまったかのような衝撃だった。 子宮めがけて碧人のが射精()されのを感じながら、顔を背けて数秒、碧人の方へと倒れ込む。 気持ちいい……。 今までに感じたことのない快感に酔いしれていたのも束の間、急な睡魔が襲ってきた。 こうなったとしても、無理やり起こされ行為を及ばされるのだが、今は兄が葵人の頭をそっと撫でてきたのだ。 その変わらぬ優しい手つきに、葵人は眠気に抗うこともなく、瞼を閉じた。 その時に、眠い頭で兄が言っていた言葉に理解することもなく。

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