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改淫な贈り物 22

そんな葵人の額に額を軽くぶつけてきたのだ。 大きく身体を震わす。 「葵。僕とずっと一緒にいたいことを願っているなら叶えてみせるって言ったの、憶えてる?」 「う、うん」 「それを憶えてるのなら、これから先の間で、その自覚をして欲しいな」 「……それが、お仕置き……?」 「そうだとも言えるね」 「そう……なんだ……」 予想だにしない痛くて、けれども、無意識に声が出てしまう快感なお仕置きをされないんだと、葵人は思わずホッと安堵をした。 「その残念そうな顔は何? 痛いお仕置きをされたかったのかな……?」 「そ、そんなこと……っ!」 「ふふ、冗談だよ。……けど、きっとしばらくは出来なくなると思うしね」 独り言にも似た、意味深な言葉と共に、腹部辺りを慈しむような手つきで触る碧人に、不思議そうな顔を向けた。 「さて、お喋りはここまでにしよう。まだ夜は明けていないのだから休息しないと。それとも、このまま愛し合う?」 愛し合うという言葉に、ぞくっとしたものの、「それもいいんだけど……」と下半身を見やった。 「……碧人さんのを、僕に挿入()れたまま寝たいの」 「……僕のを……?」 こくりと頷く。 「さっきから、慰めて欲しそうに主張するだもん。けど、僕はまだ寝ていたいから、せめてもって……」 むず痒くって、足を擦り合わせた時に触れた、膨らんだ碧人のモノ。それを膝辺りで触れていると、「そう」と言う碧人の声が聞こえ、顔を上げた。 「葵の気遣い嬉しいよ。じゃあ、僕のを慰めてくれる……?」 「うん」 返事をした葵人の額にキスを落とした碧人が、布団の中に手をやると、葵人の浴衣の裾を捲り上げる。 目では見えずとも、容易に想像出来てしまい、布団の中とはいえ、晒された臀部を艶めかしく触られ、「ん……っ」と艶っぽい声を漏らしてしまった。 そうして、そのまま菊門に指が押し拡げられ、もう片手の指で出し入れされると、「う、ふっ……んっ」と耐えきれない喘ぎ声が出てきた。 もう十分に柔らかい箇所を、そんなに念入りに解さなくても、と思っていると、抜かれ、片足を少しだけ持ち上げられると、股間辺りに探るように滾ったモノの存在を感じ、鳥肌が立つ。 今から慰めようとしているモノが、自身のナカに挿入()れてくれる。 期待した面持ちでその時を待っていると、探し当てた入口にずぶずぶと挿入()れているのを感じた。 「ん……っふ、……あっ……」 たまらず、縛られていた手に力が入り、躊躇なく奥へと挿入(はい)っていく存在を、小刻みに震わせながら、恍惚の笑みを浮かべた。 「挿入(はい)ったぁ……」 そう思わず言ってしまったのは、根元が菊門辺りにぶつかったからだ。 全て挿入(はい)った。 「碧人さんのこと、より感じる……」 「僕もだよ、葵」 嬉しそうに言ってくる碧人が愛おしくて、葵人は、頬を緩ませた。 「おやすみなさい、碧人さん」 「おやすみ、葵」 ぎゅうっと不自由な手で抱き寄せると、碧人も背中に手を回してきて、密着させる。 そのぬくもりを感じながら、葵人は目を閉じた。

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