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脱出計画 4
ドアの前で待たせていたのだろう。
引きずられて来た彼は泣いていた。怖がって。
両手を前で縛られていた。
少年は叫んだ。
「やめろ!彼は関係ない!」
それは予想してなかった。
だが、予想すべきだったのだ。
マザーは・・・少年なのだ。
同じ遺伝子で出来ている。
相手が一番苦しむ方法を考えつくのは得意なはずだった。
「どっちがいいのかな。この子をお前の前で犯すのと、お前とこの子の前でヤるのと」
マザーは彼のシャツをたくしあげ、
立ったままその身体を弄りながら言った。
白い幼い胸をマザーの綺麗な白い手が這う。
彼は悲鳴をあげる。
まるでその手に焼かれるように。
「やめろ!」
少年は立ち上がろうとするが手足を縛られていて出来ない。
「・・・そこで見てるんだね」
マザーは彼の乳首を少年の前で見せつけるよあうに、舐めはじめた。
赤い舌が、その淡い乳首に絡みつく。
舌が柔らかく乳首を押しつぶし、また、掘り出すように動く。
「いやっ!!」
彼は泣き叫ぶ。
でもマザーの舌に合わせて身体が震える。
感じているのだ。
「・・・セックスドールがセックスが嫌いだなんて。感じる身体のくせに」
マザーの舌の動きははいやらしい。
いやらしく舌か胸を犯す音が響く。
「やだ。・・・っはっ・・・やめて」
彼の両脚がガクガク震えている。、
舌と唇だけで、彼は上り詰めさせられていく。
「ここをこんなにしといて、なにを嫌がっているんだか」
ズボンを引きずりおろされれば、彼のモノはすっかり勃ちあがっている。
そこを柔らかく撫でられ、彼は身体をふるわした。
「嫌だ。嫌だ。嫌だ」
彼は叫びつづける。
でも、マザーは容赦なく、その乳首を舐め、唇で挟むみ、吸い続けた。
その淫らさに彼がまた感じてしまい、腰を揺らしながら泣き叫ぶ。
快楽を受け入れられない彼にとって、無理に与えられる快楽は、苦痛と変わりなかった。
「ここだけで、胸だけで・・イかせてあげる」
マザーはいやらしく彼の頬を撫でた。
「触るな!」
少年は叫ぶ。
彼に触るな。
彼は僕だけのモノだ。
触るな。
マザーは鼻で笑って、また彼の乳首を舐める。
舌で押しつぶされ、音をたてて吸われ、彼は怖がって泣き叫ぶ。
「嫌、嫌、嫌!!許して!!」
ダラダラと勃ちあがったそこから、蜜がしたたる。
「殺してやる!!」
少年はカッとなって叫んだ。
コイツは彼に触った。
殺す。
殺す。
触っていいのは僕だけなのに。
「・・・知ってる?コイツね、僕とセックスしてたんだよ・・・君に内緒で」
このタイミングで、マザーは彼にバラす。
彼の瞳が揺れた。
心が軋んでいるのが見えた。
信じられないといったように少年を彼は見つめる。
もう、他の人には触らないと言ったのは少年なのだ。
「なのに、ちょっと僕が君に触っただけてあの騒ぎ。何様だろうね」
マザーはそう言うと、優しく乳首を噛んでゆく。
少しずつ力を入れられ、彼はとうとう耐えられなくなった。
「ああっ!!」
彼は少年の目の前で、少年以外にイかされた。
白い身体をそらし、そこから白濁を吐き出していた。
悔しさに少年は泣く。
僕のなのに。
僕のなのに。
マザーの指が彼の穴に挿れられた。
彼は拒否の声をあげる。
かまわずマザーはそこをかき混ぜる。
「ふっ・・・んっ、はぁっ」
彼が零すのは快楽の声で、だからこそ辛いのがわかり、少年は苦しむ。
「ここに突っ込んでやりたいけど。組織の変態共が処女のままが楽しいらしいから、君に突っこむのもダメ」
つまらなそうにマザーは言った。
でも、マザーは自分のズボンの前をくつろげ、それとりだす。
彼の穴の上を自分の勃上がったものでなぞりながらマザーはいった。
なぞられる度に彼の身体は反応する。
欲しがるように身体は蠢き、でも彼は叫ぶ。
「止めて!離して!」
彼は叫び続けている。
「あっ・・・嫌っ!!嫌っ!!」
感じてしまう自分に耐えられないのだ。
セックスドールでいたくない彼は、快楽を認められない。
認められないから、それは心を苛む。
このままでは彼の心が壊れてしまう。
少年は唇を噛み締める。
歯は唇に食い込みその肉を破り、血が流れていく。
「・・・そんなにセックス嫌い?なのにコイツが好きなの?セックスもしないくせに?」
マザーは彼に優しく話しかける。
「ん?・・・バカだね、恋なんて」
マザーは彼の唇を撫でて、言った。
舌で唇を舐め、唇を重ね、挟み、吸う。
「・・・くだらない」
マザーは吐き捨てた。
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