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殺戮 2
少年達はいつも教室としてつかっていた部屋に集められる。
隣の自習室の机が取り払われているのも、そこにマットが並べられているのも、少年達は知っている。
何故なら自分達が用意したからだ。
詳しい説明は受けていないがそこで何が行われるのかは分かっていた。
ただ、その部屋の後ろに並べてた椅子が、自分達がしているところを人に眺められることであることを理解し、子供達は少し怯えていた。
でもこの先、彼等はどんな場所でも、どんな人の前でも、そうしろと言われたならばしなければならないのだ。
もう、ここから、最初の仕込みが始まっているのだ。
一人づつ呼ばれ、セックスドール3人がかりに抱かれて、その資質を試されていくのだ。
興味本位の幹部達の、いやらしい目に見られながら。
今日はボスは来ないらしい。
ボスだけはセックスドールに興味がない。
金さえ稼いでくれば良い。
そう思っているらしい。
セックスドールに溺れるようなものが組織の長当然と言えば当然なのだが。
もちろん、組織の資金源はセックスドールだけだはない。
もっとも、セックスドールは組織のしている仕事の中でも、手堅い商売の一つだった。
人間は快楽のためにはどこまでも金を出すこと出来るからだ。
だから、この選考は大切だった。
セックスドールは完璧でなければならない。
完璧なセックスドール以外は意味がないからだ。
淫らで、人を快楽に落とし込む、麻薬のような存在でなければ。
最初の一人が呼ばれた。
教室から隣の部屋へ歩いていく。
全裸の3人のセックスドール達が床に敷かれたマットの上にいる。
まだ思春期を迎えたばかりの子供はその美しい青年達の身体にただ圧倒される。
それを眺める人々。
不安げなその子から、セックスドール達は服を剥ぎ取っていく。
タイプ「エンジェル」がその子供の唇を自分の唇で塞ぐ。
その子はそれだけで喘ぐ。
セックスの良さならもう知ってはいる。
タイプ「フェアリー」がその子の胸を吸う。
そして、タイプ「ヴィーナス」がその子の緊張して縮こまったものを咥えた。
そこから始まったのは・・・拷問だった。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!!」
エンジェルが唇を外すとその子は泣き叫び続けた。
エンジェルは耳を噛む。
ひぃ
その子はそれに身体を震わす。
良すぎて辛いと言うことをその子は生まれて初めて知る。
悲鳴を上げる口の中にエンジェルの細い指が入れられ、指で口の中をなぞられるのが、また怖い位気持ち良い。
口の中にそんな箇所があったことを教えこまれる。
フェアリーに吸われている胸からくる快楽。
舌がそんなところで、そんな風に動くなんてことをその子は知らなかった。
まして、ヴィーナスに直接口でされるその性器、そこはもうすでに何度も放ってしまっているのに、止めてもらえない。
腰が動きつづけるのが止められない。
「ごめんなさい・・・やめて・・許して・・・」
その子は許しを乞う。
恐ろしいくらいの快楽に身体が焼かれる。
知っていた子供達同士の戯れのようなセックスなど、セックスドール達からの愛撫の前では意味もなく、ただ、白い身体を震わせ、その子は泣くしかなかった。
「感度はいいし、味もいい」
「胸だけでもイケそうだし」
「抱かれるのはわるくなさそう。後は後ろと入れる方だよね」
ドール達は話しあっている。
その間もその子はドール達の指で追い詰められ、壊れた蛇口みたいに前から蜜をこぼしながら、涎をたらし、喘いでいた。
後ろの穴に指が入れられる。
「やぁっ!」
その子は叫んだ。
「結構使ってるみたい。柔らかいよ」
フェアリーが指でそこをかき混ぜた。
「ひぁっ、やぁ」
その子のは怯えたように前にいるエンジェルにしがみつく。
「・・・毎日してるんじゃない?これ」
フェアリーは笑って指をすぐに増やした。
「そう、毎日お友達としてたの、いやらしい子だね」
エンジェルが優しくその子の頬をなでながら囁いた。
涎をたらし、その子はなすすべなく、身体を震わせ声の限りに叫ぶだけだ。
その子は中で動く、フェアリーの指に狂っていた。
「あっ・・・これ・・・なんで、なんで?」
わからなくなっている。
されているこれが何なのか。
仲間内でしていたものと比べものにならない指使いに、知らないセックスに怯えながら感じ、叫んでいた。
今までしていたモノはこれに比べたらセックスとも言えないものであることを思い知らされている。
「これもしたことあるでしょ、どうせ」
エンジェルが自分のモノをその子の口を開けさせ入れた。
その子は抵抗しない。
勃ち上がったそれでさえ、セックスドールは美しい。
口の中を指でなぞり感じたところを、固くなったそれでなぞられ、その子は口の中でさえ感じてしまっていた。
仲間うちで口でしあっていたし、少年に酷く口を犯されたこともあった。
口でするのは慣れていた。
でも、口ですること、それ自体には快楽はないと思っていたのに。
口の中を擦られたなら、口の中を性器に変えられたように快感が走り、その子は身体を震わせた。
「口も気持ちいいし、そのうち喉でもイケるようになるよ」
優しく髪を撫でながら、ささやき、エンジェルが口腔を犯す。
中をフェアリーの指に弄られ、勃ち上がったモノはヴィーナスの口と舌になぶられ、口の中をエンジェルに犯され、その子はもう正気ではいられない。
白い幼い身体は何度も何度も震えている。
そう、何度も何度もヴィーナスの口の中に放っているのがわかる。
ヴィーナスは全部飲んでやっていた。
「たくさん出してるね・・・僕のも飲んで」
エンジェルがささやき、その子の口の中に放ったのかわかった。
その子は夢中で飲んでいた。
そして、出し終わったエンジェルのそれを必死でしゃぶっていた。
もっとしてほしくて。
もっとここを犯してほしくて。
「ああ、もう夢中だね・・・可愛い。クイーンのこんな姿見れるのってこの時期ぐらいじゃない?」
エンジェルの言葉にドール達は笑いあう。
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