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第4話

俺はあの後初のお仕置きで疲れはて、風呂に行き、清美の家の自分の部屋のベットで速攻で爆睡し、朝になった。 んっあれ今日は起こされなかったな。もう10時なのに。そうだ、今日は土曜日だー。学校には元々行かないが休日は嬉しいものだ。鼻歌混じりでリビングに行くと、清美がいた。 「おはようございます叶斗。ゆっくり眠れたみたいでよかったです。昨日はたくさん泣いていたので疲れてたでしょうから。」 「ばっ、思い出させるなよ。朝から気分さがんじゃねーか。てか仕事は大丈夫なのかよ。」 「今日は色々紹介しないといけない事がありますので、仕事を休んでます。とりあえず朝ごはんを食べましょう。」 相変わらず無駄に豪華な朝ごはんを食べた。 「朝ごはんも食べれたみたいなので、話があるのですが学校の休んでいる日数、テストの点数で、まだ一年なのにすでに留年の危機ですよね。違う学校に編入させたいのですが、今の学校を離れたくないとかは?」 「ねぇよそんなもん。友達もいねぇーし。友達はみんな違う学校だからさ。ただ俺勉強できねぇけど編入とかできんのか?」 「まぁ編入テストさえ合格できれば、大丈夫です。私の経営してる学校なので融通がきくので最悪偽造もできますが、私の子供として学校に行くので勉強できないと困りますね。2学期から編入できるようにしようと思っているので一週間後から始まる夏休みに勉強しましょうね。」 「は?夏休みに勉強かよ。絶対、い ゃ 、、」 あの目線なに?あの視線で人殺せそう。いやだとか言えないこの空気。最悪だ。とりあえず口だけ言っておいて、勉強なんてサボろう。 「デキルダケガンバッテミマス。」 棒読みなのは許してほしい。  「叶斗に勉強は私が教えるので頑張ってください。もちろん体罰もありなので気を引き締めてとりかかってくださいね。」 絶対に嫌だ。さぼれねぇーじゃん。あんな訳わかんねぇー呪文覚えてなにがいいんだよ。家出する??いやだってまだ出会って3日目だよな。いくら里親だからと言ってもこの家からでたらいいじゃん。初めから気づくべきだった。でも、なぜか家出することに罪悪感を感じる。 俺は1人になるのが怖いのか、寂しいのか。俺のことをちゃんと見てくれる存在が嬉しいのか。あぁーもう、!なんだよ。俺のヘタレ! 「それでは、紹介したい人達がいるので行きましょうか。」 そういい、車に乗った。 「紹介したい人って誰なんだ?てかどこ行くんだ??」 「私の会社と、事務所に行きます。まずは会社に行っています。もうすぐ着きますよ。」 でっけぇーー!!!ここが清美の会社か、 言われるがままついて行き、幹部室に着いた。 コンコン、 「どうぞ。」 低い声で中の人が言った。 「おはようございます河原。」 「おっきよーみーん!!会いたかったよー もういくら一週間に1回で来るのでいいからってほんとに全然きてくれないからさみしい!」 えっ声どうした??さっきまであんなに低かったけど、二重人格???? 「紹介しますね。こいつは私と幼馴染の河原です。会社の方を全面的に任せています。私がヤクザなのも知ってて、清流会の幹部の一人です。こんな感じですが、仕事だけはできますのでうるさいですが許してください。」 「きよみんぼくのことうるさいって心外だよ、もうぅ。僕達は運命の赤い糸で結ばれてるんだよ!幼馴染で今も一緒に仕事してるなんてもう運命だよね。てか君か!きよみんの養子になった子って!こんにちは、河原です!!よろしくね!!」 「あっはい。鈴川叶斗です。」 「あれ?君ってもう鈴川じゃなくて清美じゃないの?」 「まだ養子縁組の手続きをしていませんので鈴川のままですよ。こんなうるさいところにいると私達が疲れるので次のところに行きましょう。」 えぇーきよみんいっちゃうのー、!まだいてよー!!!と河原がさけんでいたのは聞こえなかったことにしよう。うん、次!

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