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第10話

涼介達が滝本さん達の家に住むことになった次の日、俺は夏休みを満喫するべくなんの予定もないのでお昼までゆっくりと寝て昼ごはんを食べていた。ピンポーン 誰だ? 「おっじゃしまーす!」 うへっ?涼介達が急に入ってきた。 「どうした?てか俺の家までどうやってきたんだ?道なんかわかんなかっただろ。」 滝本さん達の家どこか知らないけどそれぞれ家を持ってるだろう。  「いやぁ、なんか多分清美の部下が来て連れてこられたんだよね。なんでか知らんけど、まぁあそぼうぜ!」 清美の配慮かな、めっちゃいいやつじゃん。 「この家ゲームとかないのか?」 「いやそれがねぇんだよ、絢。だから基本スマホでゲームしてるわけですよ。てか、お前らと遊んでるからあんま家にいないけどな。」 「確かにw」 「まぁスマホゲームするかぁ、第四人格でいいか?」 「えぇー私それ弱いんだけど、しかも悠の圧勝じゃん。」 「僕はいいよー。とりあえずやろー!!」 ガチャッ 「皆さんゲームはいいですが、その前にすることをしましょう。 夏休み中皆さんは毎日この家に来てもらうことになると思うので、いつでもできますよ。」 「することってなんだ?」 「叶斗とはもう約束していたはずですよ。」 「えっもしかしてべっべんきょう、、?」 「は?勉強すんのかよ。俺ら学校とかいってねぇわからなんもできねぇけど。」 「私達の子供になったからには、きちんと学校には行ってもらいますよ。学校は2学期からの編入になるので夏休みの最後にある編入試験で合格しないと、いけません。時間もないですし、あっもちろん体罰もありますのできちんととりくんでくださいね。」 俺達全員勉強なんて吐きそうなくらい嫌いなので、今すぐ逃げたいが体罰があるのでろくに逃げたりできないのだった。 「では、皆さん机にどうぞ。まずみなさんの実力を知りたいので1教科30分の国語、数学、理科、社会、英語のテストをしましょう。では国語からよーいスタート。」 俺たちは、そこから合計150分に及ぶテストをやり終えた。中学から、学校にちゃんと行かなくなったのでほとんど分からなかったのは、みんな同じだろう。 「採点が終わりました。1人ずつ結果をはっぴょうしますね。全教科100点満点にしました。 ではまず叶斗、国語40点、数学5点、理科、10点、社会15点、英語15点。 次涼介さん、国語10点、数学30点、理科15点、 社会15点、英語5点。 そして絢さん、国語20点、数学5点、理科5点、社会30点、英語15点。 最後に悠さん、国語10点、数学15点、理科25点、社会10点、英語10点です。皆さん1つはできる教科があるようですが、今やったレベルのテストで総合8割は超えないと試験には受からないでしょう。少々スパルタになりますが、頑張りましょう。では、1人ずつテキストとノートを配布しますね。明日までにここからここまでやってきてください。テストで疲れたでしょうし、今日はこれで終わります。」 そういい、清美はかなりの量の宿題をだし、仕事に戻った。 「つっかれたー、宿題とかあんのかよ。だっりー、やらないでいっか、お前らやる??」 涼介が聞いてきたが、みんなやるわけない。 とりあえずゲームしようとなり、夕方までゲームをし、迎えが来ることになったので解散した。宿題をしないと決めたことを後悔するのは、まだ気づかない4人だった。

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