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第11話

翌日、清美の部下がまた送ってくれて叶斗の家にまた集まった。あの後当たり前のように勉強などしていない4人。昨日のカバンをそのまま開けずに持ってきていておりテキスト、ノートは奇跡的に持ってきてはいた。 「皆さんおはようございます。まず宿題を確認していきたいと思うのですが、皆さんやってきましたか?」 「やってなイ デス、、、」 やってなーいっていう予定だったが、清美の特技、人を殺せそうな視線を受け最後の方は消えかかってしまった。 「はぁ、他の皆さんもですね。皆さん机を掴み、お尻を突き出す体制で並んでください。ズボンは下ろさなくて結構です。」 そう言い清美は、スーツの内ポケットから指示棒を取り出した。なんで入れてるんだよ、今からこれで叩きますってことだろ。 「1人10回です。時間があまりありませんので、巻きで行きますね。」 バッチーーン 「いっててぇぇ。」 うわぁくそ痛い。やばいズボンがなかったら死ぬ。 バッチーーン 「いったぁぁぁ。」 見てるだけで痛いぜ。 本当に巻きで進められ今はもうみんな椅子に座らされ、勉強の準備を進めている。 「これに懲りたら宿題は、きちんとしてくださいね。分からない場合各々家で教えてもらってください。水谷も河原あんな感じですが勉強はできるので教えられます。」 「はいぃ、」 「昨日のテストで、皆さんは中学1年生の始めから分かってないと分かりましたのでまずは数学の方程式から始めましょうか。」 こうしてスパルタ勉強が始まった。 ふわぁ、勉強なんて無理だよ、寝みぃ。 「涼介さん立ってください。」 「あぁ?」 バッチーン 「いってぇな。」 「だらけてるからこんな事なるのです。何をずっと立っているのです?始めるので座ってください。まだ叩いて欲しいなら別ですけど。」 「もう十分だ!」 清美による勉強で結局1人20回は叩かれた。 5時間にも及ぶ勉強は、やっと終わり迎えが来る時間までゲームして3人は帰った。  〜それぞれ家にて〜 涼介 「ただいま帰りました。」 「あの、、頼む教えてくれ、!」 「何をですか?」 「勉強で清美から宿題が出てよぉ。やらなかったらケツ叩かれるんだよ。」 「なるほど、了解しました。どこが分からないのですか?」 滝本は普通に教えてくれて、助かった。これでケツ叩きは免れたぜ。 絢 「ただいまー」 「河原!お前って勉強できるのか?できんなら頼む!教えてくれ。」 「できるに決まってるでしょ。学校ではいつも学年できよみん、たっきーの次だったんだから。なに?そんなに俺に教えて欲しいの??どーしよっかなぁ」 「頼む教えてくれ。」 「そんなに俺に教えて欲しいならいいよー。教えてあげよう。」 教えてくれるまでのくだりはだるかったが教えるのはちゃんとしてくれて分かりやすかった。 悠 「帰ったぞー。」 「おかえりーあのさぁあ水谷にお願いなんだけど、勉強教えてくんない??」 「どうしたんだ?悠、お前勉強するやつだったのか?」 「僕勉強なんて嫌いすぎて吐くくらい嫌いだよ。けど宿題でやらないと僕のけつが大変なことになる」 「そーなのか。清美にやらされてんのか、可哀想だな!俺もケツ叩かれてたんだよ学生の時だけどな!いいぞ教えてやる。」 学生の時叩かれてたって何してたんだよ。アホそうだと思ってたけど普通に分かりやすく教えてくれた。ただ声がでかいし、うるさい。 叶斗 「帰りました。叶斗宿題をしているのですか?今日で懲りたみたいで何よりです。分からなかったら、いつでも聞いてくださいね。」 「じゃあさぁもう分かんねぇから頼む。」 解説してる時にあくびしただけでもケツを叩かれたりするが分かりやすいのが悔しい。みんなは家ではケツ叩かれずに教えてもらえていいよな。はぁ 「何か、別の事を考えていたようですが1回立ちますか?」 「結構です!」 こうして、清美の計算だと知らず叶斗達はまんまと勉強させられるのだった。

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